【浦和】横浜FC戦へスコルジャ監督「2トップの可能性もある」。ホセ・カンテ出場停止で
オンラインによる記者会見に応じた浦和のスコルジャ監督。(C)SAKANOWA
リンセン、髙橋利樹、興梠慎三…組み合わせは!?
[J1 29節] 浦和 – 横浜FC/2023年9月29日19:30/埼玉スタジアム
J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が9月27日、2日後のホームでの横浜FC戦に向けてオンラインによる記者会見に応じた。
リーグ残り6試合、首位のヴィッセル神戸とは勝点6差。この状況について指揮官は次のように受け止める。
「たくさんの取りこぼしがありましたが、今このポジションにいる状況で、これまでのように一歩ずつ上昇していきたいです。常に次の試合のことを考えています。今は横浜FC戦でいい試合をすることに集中しています。ホームでいいプレーを見せて勝利を収めたいです」
そして浦和の武器について、「自信を持って戦ているのが、今いい特長になっています」と頷いた。
「そのなかでチャンスを作りながらゴールできています。今までそこで点を取れないこともありましたが、ホームでも、アウェーゲームでもできています。ブライアン・リンセン、髙橋利樹……これまで長く出場していなかった選手がチームに大きな力を与えています」
また、前節ガンバ大阪戦で宇佐美貴史に頭を突いて退場処分を受け、2試合の出場停止となったホセ・カンテの行為について、スコルジャ監督は次のように戒めた。
「宇佐美が挑発したかどうかは別にして、あのホセのリアクションは良くなかったです。ホセはゴールを決め、たくさんの勝点をもたらしてきました。ただ、あの反応は良くありません。今回のような言動は避け、あのレッドカードを最後にしなければいけません。シーズン終盤、ルヴァンカップ、ACLもあるなか、より責任を持った行動が求められます」
そして横浜FCに対し、スコルジャ監督は次のように警戒した。
「横浜FCは非常に予測しづらいチームで、難しい試合になる可能性が高いです。守備の時はまとまっていて、非常に危険なカウンターを持っていて、山下(諒也)が効いています。それに上位の名古屋、横浜F・マリノス、神戸に対していい結果を残しているので、賢く戦わなければいけません。開始から強度の高さが求められます。そしてスタジアムの雰囲気を最大限に生かしたいと思います」
横浜FCも残留争いをしているだけに、監督は「両チームにとって重要な試合、非常にタフになります」と気を引き締める。
またホセ・カンテの出場停止を受けて、「2トップの可能性もあります」と、試合開始からの2トップ採用も示唆した。ただ、そのためには「ハイプレスなどを含め、その二人の連係が重要になってきます」と、試合前日のトレーニングまで確認したうえで、布陣は最終的に決断するということだ。
「夏場にコンディションを落としていた(興梠)慎三も今、状態を上げてきています。ガンバ戦ではホセ、リンセン、利樹とストライカーの3人がゴールを決めました。横浜FC戦もそのようになることを願っています」
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スコルジャ監督はそのようにストライカー陣の発奮を期待していた。
もしも2トップが採用される場合、果たして、どのような組み合わせになるのだろうか? この3人を90分間で最大限に活用する意味でも、確かに2トップは有効と言えそうだ。メンバー発表から楽しみだ!