元イングランド代表FWジェイが古巣・札幌ペトロヴィッチ監督を批判「言い訳は相変わらず。彼は進化していない」
札幌のペトロヴィッチ監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
奇しくも広島、浦和の退任と同じ、今年が「6シーズン目」。札幌の進む道の選択肢は…。
J1リーグの北海道コンサドーレ札幌に2021年まで所属した元イングランド代表FWのジェイ・ボスロイド(現・解説者)が10月3日、自身のSNSのエックス(旧ツイッター、アカウントは@jaybothroyd)を更新し、古巣・札幌で6年目の指揮を執るミハイロ・ペトロヴィッチ監督について、「何も変わっていない。ミーシャ(ミシャ、ペトロヴィッチ監督の愛称)の言い訳は相変わらず」「彼は進化していない」と厳しく批判した。
ジェイはクラブのリーグ最高4位を記録した2018シーズン、ルヴァンカップ決勝進出を果たした2019シーズンなど、まさに札幌の最盛期を支えた一人でもある。41歳になった元ストライカーは、8勝9分12敗(50得点・53失点)の勝点33で14位に低迷するチームについて、次のように日本語で指摘した。
「#consadole(コンサドーレ)についてはあまり話しませんが、今でもほとんどの試合は見ています。
このリーグ順位にはとても動揺している。失点数は53でリーグワーストの得失点差だ。
何も変わっていない、ミーシャの言い訳は相変わらずだ。要するに、彼はもう十分ではない、ゲームは進んでいるが、彼は進化していない」
これまでサンフレッチェ広島、浦和レッズを率いてきたミシャだが、奇しくも、両クラブを退任している「6シーズン目」が今年にあたるのだ(広島はシーズン途中から就任、浦和はシーズン途中で退任)。
3-4-2-1にエネルギッシュな若手を中心に抜擢・活用し、ベテランらを適材適所に配置してダイナミックなサッカーを展開。ただ、その信頼する主力選手たちが30代に突入し、運動量なども減退していく時期に突入していく。加えて、ジェイが指摘するように他クラブから完全に戦術や戦い方までスカウティングされるなど、様々な面で弊害が見られる時期(4年目ぐらいから感じられるが……)である。
とはいえ、ミシャがいるからこそ札幌はJ1で戦い続けることができたとも言える。いずれにせよ、現状のまま戦い続けてチームが再浮上するのは確かに難しい。ここからステップアップできる指揮官を連れてくることができるのか。
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あるいは、ミシャが思考を少し変化させる、もしくは選手を入れ替えていく。マンネリを打破してブレイクスルーをするには、いくつかの選択肢が考えられそうだが……。