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【浦和】「無心で足を振った」デビュー戦ゴールを決めたパンヤが「よく見て研究している」選手とは?

浦和のエカニット・パンヤ。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)

高速ターンから早川隼平へ鋭いスルーパスも放つ。

[ACL GS2節] 浦和 6–0 ハノイ/2023年10月4日19:00/埼玉スタジアム

 AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)2023-24のグループステージ(GS)2節、浦和レッズ(日本、J1リーグ) が6-0でハノイFC(ベトナム)に勝利を収め、今大会初の勝点3を獲得した。浦和は1勝1分。

 タイ代表MFエカニット・パンヤが73分に途中出場し、浦和での公式戦デビューを果たした。すると85分、大畑歩夢のシュートの跳ね返ってきたボールにダイレクトで合わせ、さっそくゴールを決めてみせた。

 前日にトップ下、さらに両ウイングなどでも練習し、そのあとメンバー入りが伝えられたそうだ。

 7月に加入した23歳のタイ代表アタッカーは試合後、「流れのなか、こぼれ球が来るかもしれないと思い、準備できていました。(大畑)歩夢がシュートを打ったところで詰め、ボールが来た時には無心で足を振りました。そこで結果が生まれたのは良かったです」とゴールシーンを振り返った。

 さらに鋭いターンから前を向くと、斜めに切り裂くスルーパスを早川隼平に通した。

「自分が今参考にしているのは、かつてJリーグでプレーしたチャナティップ選手。代表でも一緒にプレーしている先輩で、彼の細かい動きやターンなどを見て勉強したり研究したりしています」

 そのように北海道コンサドーレ札幌、川崎フロンターレでプレーしたチャナティップ(現・BGパトゥム・ユナイテッドFC)のプレーを参考にしているということだ。 

 そしてブック(パンヤの愛称)にとって、「ACLに出るのは3回目で、全大会でゴールを決めています。今回3ゴール目です」ということだ。

 一方、パンヤは「タイリーグよりJリーグのほうが強度が高く、どれだけエカニット・パンヤがJリーグで通用するのかが、自分の見せ所。まずは一つひとつ合わせていきたいです」と課題も挙げていた。

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 浦和のマチェイ・スコルジャ監督は「ブックはとても興味深くテクニックのある選手。メインポジションはトップ下で、ゲームの読みが非常に良く、良いラストパスを持っています。今日もお見せしたように良いフィニッシュも持っています。一歩ずつ彼の準備を進め、いずれJリーグでもプレーできるようにしたいと思います」と期待を寄せた。

Posted by 塚越始

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