荻原拓也がクロスから先制点演出! さらに絶妙フィードからGK退場に。ディナモ・ザグレブがザルツブルクから今季CL初勝利
ディナモ・ザグレブの荻原拓也(左)。(Photo by Sebastian Widmann/Getty Images)
新方式リーグフェーズ初勝利。
[CL リーグフェーズ3節]RBザルツブルク 0–2 ディナモ・ザグレブ/2024年10月24日(現地23日)/レッドブル・アレーナ
UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ3節、ディナモ・ザグレブがアウェーでのレッドブル・ザルツブルク戦、2-0で今季初勝利を収めた。ディナモの荻原拓也(Takuya OGIWARA)は4-3-3の左サイドバックで先発出場し、49分にクロスからサンドロ・クレノビッチの先制点を演出。さらに66分には絶妙なフィードからGKアレクサンダー・シュラガーを退場に追いやった。
いずれも今季CL初勝利を目指す対戦カードに。試合はザルルブルクが前線からのハイプレスとコンパクトにした布陣からのショートカウンターを織り交ぜて、やや優位に試合を進める。
対するディナモも10番のマルティン・バトゥリーナを中心に、前線にボールが入るとたちまちチャンスに。そこに荻原が絡むことで、重厚なアタックを繰り出していった。
浦和レッズから加入2シーズン目の荻原は公式戦2試合連続の出場に。CLはゴールを決めたバイエルン・ミュンヘン戦(●2-9)以来2試合目。ザルツブルクの売り出し中にある19歳のアダム・タギムとマッチアップを展開する一方、逆襲に転じると決定機の起点となり得点の予感を漂わせる。
そして後半立ち上がりの49分、荻原のクロスからゴール前で数的優位になり攻略。中央でパスを受けたクレノビッチがシュートを冷静に流し込み、アウェーチームが先制に成功した。
さらに66分、荻原が背後を突く絶妙なロングフィードを放つ。サンドロ・クレノビッチとGKシュラガーが交錯し、主審はシュラガーのDOGSO(危険なプレーか)でレッドカードを提示した。
1-0とリードした78分、荻原はロナエル・ピエール・ガブリエルと交代している。
そして数的不利ながらも前掛かるホームチームに対し、ディナモは効果的なカウンターを発動。84分、ブルーノ・ペトコヴィッチがトドメの2点目を突き刺した。
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ディナモ・ザグレブはこのCLリーグフェーズ1勝1分1敗。一方、ザルツブルクは3連敗。