三木谷会長「アジアとプレミアリーグを結ぶ最高の一例に」。神戸とアストン・ヴィラの戦略的パートナーシップ締結を喜ぶ
三木谷浩史氏 (Photo by Chris McGrath/Getty Images for Rakuten)
「ビジネス面のみならずスポーツ面も含まれ、特に若手選手にとって素晴らしい機会に」
J1リーグのヴィッセル神戸は10月19日、イングランド・プレミアリーグのアストン・ヴィラFCと「フットボール領域における戦略的パートナーシップ」の締結へ合意に達したと発表した。
ヴィッセル神戸の会長を務める三木谷浩史氏(楽天グループ会長兼社長)が同日、ユーチューブのクラブ公式チャンネルで、「アストン・ヴィラとの戦略パートナーシップを発表できることになり非常に嬉しく思っています」と喜びを語った。
「このパートナーシップは、ビジネス面のみならず、スポーツ面も含まれています。ヴィッセル神戸の選手を、アストン・ヴィラの練習に参加させてもらったり、フットボールの戦略などに関するデータや知見の共有も始めたりしていきます。特に若手選手にとって、イングランドや他のV Sportsネットワークのクラブで経験を積む機会を生み出せるため、素晴らしい取り組みになるでしょう」
そのように人材のつながり、流れができることを最大のプラスに捉える。三木谷氏は次のように締めくくる。
「私はこのパートナーシップに非常に心を躍らせています。これは非常にユニークなパートナーシップになると思っています。アジアのクラブとヨーロッパのトップと言えるプレミアリーグのクラブ間で、最高の例の一つになることを願っています」
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神戸はこの戦略的パートナーシップ締結により、アストン・ヴィラを含む「V Sportsネットワーク」の一員である、ポルトガルのヴィトーリアSC、エジプトのZED FCとも連携を深めていく。具体的に、若手選手の海外移籍支援、選手育成を含めたパスウェイの構築、さらに指導者養成やクラブ間の人材交流、ユース年代における交流プログラム、チーム編成、スカウト、分析に関わる様々なデータや知見の共有などを行っていく。