【U21日本代表】松本、東京Vに打撃!? 森保監督の苦心伺えるアジア大会の編成
U-21日本代表に選ばれた杉岡(右)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
89年以降生まれはU-19アジア選手権優先。
日本サッカー協会は8月3日、第18回アジア大会(8月14日~9月1日/インドネシア)に出場するU-21日本代表メンバー20人を発表した。アジア版のオリンピック大会。 板倉滉(仙台)、三好康児(札幌)、杉岡大暉(湘南)ら2年後にU-23(23歳以下)になる東京五輪世代が選出。森保一氏がA代表との兼任監督として臨む最初の大会になる。
大会はオリンピック方式で開催され、大会規定は「23歳以下+オーバーエイジ3人」。日本は21歳以下で臨むが、G大阪のファン・ウィジョをオーバーエイジで招集する韓国代表などは規定に則った”フルメンバー”で出場してくる。
Jリーグは後半戦に突入するなか、連戦が続く大事な期間。この大会が国際大会の予選となっているわけではないものの、「日の丸」をつけて挑む東京五輪に向けた貴重な真剣勝負の場。メンバー編成は、Jクラブ各チーム一人までで、以前まであった「主力選手以外」という条件は今回省かれたようだ。
また、安部裕葵、橋岡大樹、田川亨介、郷家友太、菅原由勢ら1989年以降のU-19世代は、一人も選ばれていない。10月に開催されるU-19アジア選手権(同じくインドネシア開催、来年のポーランドU-20ワールドカップの最終予選)を優先するためだ。また、10月中旬から開催されるU-19アジア選手権の上記コアメンバーのいるチームからも招集していないところにも配慮が伺える(半月以上チームの活動から抜けるため)。
その意味では、昇格争いの真っただ中にいる主力の前田大然と渡辺皓太が抜ける松本と東京Vには影響が大きいか。
日本は14日にネパール、16日にパキスタン、19日にベトナムと対戦する。決勝は9月1日。
■スタッフ
監督:影山 雅永 カゲヤマ マサナガ
コーチ:秋葉 忠宏 アキバ タダヒロ
GKコーチ:高橋 範夫 タカハシ ノリオ
フィジカルコーチ:松本 良一 マツモト リョウイチ
■メンバー
GK
1 小島 亨介 コジマ リョウスケ(早稲田大)
12 オビ パウエルオビンナ(流通経済大)
DF
4 板倉 滉 イタクラ コウ(ベガルタ仙台)
20 立田 悠悟 タツタ ユウゴ(清水エスパルス)
7 原 輝綺 ハラ テルキ(アルビレックス新潟)
5 杉岡 大暉 スギオカ ダイキ(湘南ベルマーレ)
3 岡崎 慎 オカザキ マコト(FC東京)
MF
10 三好 康児 ミヨシ コウジ(北海道コンサドーレ札幌)
2 長沼 洋一 ナガヌマ ヨウイチ(FC岐阜)
17 神谷 優太 カミヤ ユウタ(愛媛FC)
8 三笘 薫 ミトマ カオル(筑波大)
6 初瀬 亮 ハツセ リョウ(ガンバ大阪)
11 遠藤 渓太 エンドウ ケイタ(横浜F・マリノス)
19 舩木 翔 フナキ カケル(セレッソ大阪)
13 岩崎 悠人 イワサキ ユウト(京都サンガF.C.)
14 松本 泰志 マツモト タイシ(サンフレッチェ広島)
16 渡辺 皓太 ワタナベ コウタ(東京ヴェルディ)
FW
18 前田 大然 マエダ ダイゼン(松本山雅FC)
9 旗手 怜央 ハタテ レオ(順天堂大)
15 上田 綺世 ウエダ アヤセ(法政大)
文:サカノワ編集グループ