大宮がJ3降格圏の21位確定。唯一残された「奇跡のJ2残留」へのシナリオ、可能性はわずかだが…
大宮のサポーター。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
原崎監督「(試合に上手く入れなったのは)私の責任。選手は良くやってくれたと思います」
[J2 41節] 清水 4-0 大宮/2023年11月4日14:03/IAIスタジアム日本平
J2リーグ41節、大宮アルディージャが首位の清水エスパルスに0-4で敗れ、あと1試合を残して、今季21位でフィニッシュすることが確定した。J2ライセンスを保有するクラブがJ3の上位2チームに入った場合、大宮の来季J3自動降格が確定する。
現状J3の上位は愛媛FC、鹿児島ユナイテッドFC、カターレ富山、FC今治、そして5位に来季J2ライセンスを取得できなかったFC大阪が位置する。ただし2位鹿児島とFC大阪は、8ポイント差が開いている。FC大阪の3位以下が決定すると、大宮のJ3降格が決定することになる。
まだ若干の可能性はあると言えるが……J1クラスの経営規模にあった大宮だが、まさかJ3降格がほぼ確実となった。
大宮の原崎政人監督は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、「本当に申し訳ないです。今日もたくさん訪れてくれたファン・サポーターに勝ちを届けられず、本当に悔しいです。ここまで41試合、苦しみながらも必死に戦ってくれたので、残り1試合、ホームでのゲームを必ず勝とうという話をしました」と語った。
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開始2分の失点で大きなダメージを受け、そこから挽回できなかった。5月に相馬直樹前監督からバトンを引き継いだものの上昇気流に乗せられなかった指揮官は「選手はしっかり準備してゲームに入ろうとしてくれました。そこで入れなったのは私の準備のところだと思っています。選手は良くやってくれたと思っています」と、自身の責任であると強調した。
大宮は11月12日のJ2リーグ最終節、ホームで東京ヴェルディと対戦する。