ハーフタイム、東京Vの選手達が誓った熱い言葉とは? 数的不利から中原輝のスーパーFK弾で栃木に劇的勝利。最終節J1自動昇格へ望み
城福浩監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「今こそ一つになるのを見せる時だ」
[J2 41節] 東京V 1-0 栃木/2023年11月5日14:03/味の素スタジアム
J2リーグ41節、東京ヴェルディが退場者を出す数的不利の状況下で中原輝の直接フリーキック弾による1点を守り切り、栃木SCに1-0の勝利を収めた。勝点72で4位の東京Vは2位清水エスパルスと1ポイント差、3位ジュビロ磐田と同ポイント・得失点5差で最終節のアウェーでの大宮アルディージャ戦を迎える。
前半終了間際、全力でプレスバックした深澤輝だが、相手選手の背中に手を出して倒してしまい、この日2枚目のイエローカードで退場処分を受ける。
逆転で2位を狙うためには、勝利しかないホームチームだが、後半は数的不利の状況で劣勢を強いられることに。すると攻め込まれていた82分、中原が約25メートルの距離から左足の直接FK弾を叩き込んで、これが決勝点となった。
10人で勝利を目指すというタスクが課された後半に向かう際、ロッカールームはどのような様子だったのか? 城福浩監督は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、次のように明かした。
「今こそ一つになるのを見せる時だ。我々がやってきたことを見せよう。そう、みんなが声を掛け合っていたので、僕から何か特別に言う必要はありませんでした」
そのように熱い言葉が選手間で飛んでいたという。
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11月12日に大宮との最終42節に向かう。勝利が自動昇格へのノルマになる。城福監督は「勝つしかありません。やるべきことをやって、勝って、待つのみです」と気を引き締めていた。