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遠藤航の同僚ディアスの父親がゲリラ組織ELNの人質に。リバプールで劇的ゴール、「速やかな釈放」求める

リバプールのルイス・ディアスが 「LIBERTAD PARA PAPA」(自由をパパに」と書いたシャツを見せ、ELNに父親の解放を求めた。(Photo by Clive Rose/Getty Images)

「毎秒、毎分、私たちの苦悩は大きくなっています。母、兄弟、そして私は絶望的で、苦しみ、感情を言葉で表現することができません」

 イングランド・プレミアリーグのリバプールFCに所属するコロンビア代表FWルイス・ディアス(Luis Diaz)の父親ルイス・マヌエル・ディアスさんが10月28日、故郷であるコロンビア・バランカスで国際ゲリラ組織の民族解放軍(ELN)に連行された。ディアスは日本時間11月6日に行われたイングランド・プレミアリーグのルートンタウンFC戦で途中出場から90+6分に劇的な同点ゴールを奪取(スコアは1-1)。「LIBERTAD PARA PAPA」(自由をパパに)と書いたユニフォームの下のシャツを見せて、「速やかな釈放」を求めた。

『ABCスポーツ』によると、母親のチレニス・マルランダは発見されたものの、父親はまだ行方不明だという。

 ディアスは日本時間の11日朝、SNSのインスタグラム(@luisdiaz19_)で、「今日はサッカー選手としてではなく、ルイス・マヌエル・ディアスの息子であるルチョ・ディアスとして、あなたに話しかけています」として、「父はたゆまぬ努力を惜しまない一家の大黒柱です。彼が誘拐されました。毎秒、毎分、私たちの苦悩は大きくなっています。母、兄弟、そして私は絶望的で、苦しみ、感情を言葉で表現することができません。この苦しみは、彼が帰ってきて初めて終わります」と、その苦悩を綴っている。

「どうか彼を直ちに釈放し、彼の誠実さを尊重し、この辛い待ち時間をできるだけ早く終わらせてください」

 ディアスはそのように訴えている。

 同メディアは『BBC』の情報をもとに、ELNはコロンビアに残る主要なゲリラ組織で、約2500人のメンバー構成。拠点はコロンビアとベネズエラにまたがる山脈で、警察はディアスの父親を捜索しているという。また父親に関する重要な情報には48,000ドル(約710万円)の報奨金が提供される。

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 ELNはディアスの父親を数日中に釈放すると見られるそうだ。日本代表キャプテンの遠藤航とレッズのチームメイトであるディアスは、「コロンビア人と国際社会が受けたサポートに感謝します。この困難な時期、多くの愛と連帯に感謝します。祖国に多くの家族が生きていることに気付かされます」と家族への愛の尊さと力を強調している。

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