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リバプール暫定首位! 遠藤航はVARで命拾い。というか明らかなファウルでは!? クリスタル・パレス戦でプレミアリーグ2試合連続先発

遠藤航。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

前半で交代も、レッズ逆転勝利!!

[プレミアリーグ 16節]クリスタル・パレス 1-2 リバプール/2023年12月9日21:30/セルハースト・パーク・スタジアム

 イングランド・プレミアリーグ16節、リバプールFCがアウェーでクリスタル・パレスFCに2-1の逆転勝利を収めた。レッズの遠藤航は4-3-3のアンカーでリーグ2試合連続で先発出場を果たし、ハーフタイムに交代している。

 試合開始からリバプールがボールを保持するものの、なかなか敵陣の危険なエリアでプレーできない。中盤の底に入る遠藤は相手のインサイドハーフに入るウィル・ヒューズから狙われる構図に。

 すると29分、センターバックのジャレル・クアンサーからの縦パスが遠藤に入る。それを狙っていたヒューズに遠藤は後方からプレスを受けたあとボールを奪われてしまう。そこからエドゥアールへのファン・ダイクのファウルで、アウェーチームはPKを与えてしまった。

 主審は、遠藤が耐え得る接触を受けていたと判断したようである。しかし、ここでVARがファウルの可能性を示唆して介入する。

 VTRで見ると、ヒューズはボールに向かっておらず、遠藤の右脚を後方から両足で挟むようにして、日本代表MFの態勢を崩させている。主審はかなり繰り返し映像をチェックしたうえで、ヒューズのファウルで、このPKを取り消す判定を下した。

 日本であれば、ほぼ確実にファウルになる場面で、むしろさらに弱い接触でも主審はファウルを取る傾向にあるケースだ。サッカー文化の違いとも言えるが、VARが採用されていたことで、遠藤は救われた。ファン・ダイクに出されたイエローカードも取り消されている。

 試合はスコアレスのまま折り返している。遠藤はハーフタイムを挟み、ジョー・ゴメスとの交代を告げられている。

 リバプールは後半立ち上がり、不用意なファウルから与えたPKを決められ、先制点を与えてしまう。ところが75分、クリスタル・パレスにイエローカード2枚で退場者が出る。

 これで風向きが変わると、直後の76分、エースのモハメド・サラーが決めて同点に。さらに90+1分、さらに攻勢を強めると、ハーヴェイ・エリオットが左足の鋭い一撃を突き刺して、逆転に成功した。

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 チームは勝利を収めて暫定首位に浮上。遠藤にとっては悔しい交代になったものの、戦力として着々と重要度が増してきつつあることも印象付けた。

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