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【川崎】なぜ脇坂がPKキッカーだったのか?家長とのやりとりを明かす

脇坂泰斗が決めた!写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

ACLパトゥム戦PK2ゴールで、今季公式戦通算11ゴールに。4-2勝利、「GS全勝突破を目指す」。

[ACL GS4節] 川崎 4-2 パトゥム・U/2023年11月7日19:01/等々力陸上競技場

 AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ(GS)4節、川崎フロンターレがBGパトゥム・ユナイテッドに4-2で勝利を収め、4連勝で勝点12に伸ばした。

 この試合、脇坂泰斗がPKで2ゴールを決めた。これまでPKのキッカーは家長昭博、家長不在時はレアンドロ・ダミアンが担ってきた。今回二人が先発していたなか、脇坂がいずれもキッカーを担った。

 AFC選定のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた脇坂は試合後の記者会見で、次のように明かした。

「1本目はアキさん(家長昭博)が蹴らせてくれました。ダミアンもそう言ってくれました。2本目も同じように『また、行け』と言われたので、蹴らせてもらいました」

 家長は7月に行われた横浜F・マリノス戦でPKを外した際、「多くの本数を蹴ってきた分、最近難しくなってきている部分があります。そこを打破しなければいけないと、壁を感じています。ただ、そういった意味での駆け引きが僕の中であるのは嬉しいことではあります。自分の力不足です」と苦悩を漏らしていた。

 近年はPKに対するスカウティングも進んでいる。チーム内での選択肢を増やし、データも分散する。そんな意図も感じられた。

 また脇坂はGS全勝突破への意気込みも示した。

「全勝でいきたいという思いを持っています。2021年は集中開催で、今大会はホーム&アウェー。より全勝する価値があると思いますし、まだあと2試合残っているので、いい準備をしたいです」

 一方、川崎の14番はこの日の試合内容については、次のような反省点も挙げていた。

「自分たちで苦しくしてしまったゲーム。勝てたかから良かったですが、上へ行けば、このような試合では勝ちきれません。結果以外はあまり良くなかったのかなと思います。一人ひとりとしても、チームとしても反省し、またすぐリーグ戦が来るので、チーム全体で強くなっていきたいです。今日のような試合にならないように、練習から取り組んでいく必要があると思います」

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 脇坂はACL4試合・2得点・2アシストで、今季公式戦通算40試合・11得点・12アシストと二桁ゴールに乗せた。川崎は12日のJ1リーグ戦、ホームで京都サンガF.C.と対戦する。

PKを決めた脇坂泰斗と家長昭博(左)がハイタッチ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

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