【PHOTO 10枚】痺れる一撃、関口正大が豪快『ニア上弾』。「強い球を蹴ろうと思い切り振った」ACL甲府が浙江を下しグループ首位!
関口正大が圧巻の一撃!写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「横にいたディフェンダーが、ウタカのパスコースを消すためにまず止まり…」
[ACL GS4節] 甲府 4–1 浙江/2023年11月8日19:00/国立競技場
AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ(GS)4節、ヴァンフォーレ甲府(日本、J2リーグ) が、ピーター・ウタカ、ジェトゥリオ、関口正大、そして鳥海芳樹のゴールで、浙江FC(中国1部)に4-1の勝利を収めた。甲府はグループH、メルボルン・シティと勝点7で並び首位に立った。
2-1と1点差に迫られ劣勢を強いられたなか、58分、右サイドを打開した関口がGKと1対1になると、強烈なショットをニアゾーン上部にぶち込む圧巻弾で、再び甲府に流れを引き寄せた。
スタジアムをどよめかせた衝撃の一撃。関口は頷いてゴールシーンを振り返った。
「準備の段階で篠田監督から『3人目の動きを狙っていこう』という話をしていました。飯島がいいところに出してくれて、そこに進入し、(隣に)ウタカも見えましたが、少し苦しい時間帯だったので、一個ほしいなというところで、しっかりゴールにつながって良かったです」
このシュートを選択するまでのプロセスを、関口は次のように説明してくれた。
「ファーへ打つよりも強い球を上へ打つのは、けっこう得意にしています。思い切り振ってみましたが、良いところへ飛んでくれました。
横にいたディフェンダーが、ウタカのパスコースを消すためにまず止まりました。それが見えて(選択肢がより限定され)、『これはもうシュートだな』と思いました。キーパーとの距離はけっこう近かったので、取りにくく反応しづらいコースへ、強い球を蹴り込もうとしました」
反撃ムードの高まっていた相手のメンタルにも、大きなダメージを与えた一撃だった。
何より関口は甲府のチーム全体にいい流れの相乗効果ができていると喜ぶ。
「前節の反省を生かし、今日4点を取れて勝てたのは良かったです。リーグ戦も佳境に入り平行して戦って相乗効果からチーム全体で『勝とう』というなか、いい循環ができていると思います」
【PHOTOギャラリー】関口の圧巻ゴール!! & 「J2連合」
公式戦3連勝の甲府は12日、アウェーにて勝点で並ぶモンテディオ山形との最終節の大一番に臨む(甲府6位、山形7位)。