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ホリエモン「一番痛いのは…」、楽天証券へのみずほ追加出資を詳しく解説

(C)SAKANOWA

ユーチューブ『ホリエモンチャンネル』で。

 楽天グループ株式会社は11月9日、連結子会社である楽天証券ホールディングス株式会社、株式会社みずほフィナンシャルグループの連結子会社であるみずほ証券株式会社の両社が行ってきた戦略的な資本業務提携をさらに強化すると発表した。この契約により、楽天証券HDは楽天証券の普通株式29.0007パーセントをみずほ証券に譲渡。譲渡金額は870億円になる見込みという。楽天証券は同日付けで上場申請を一旦取り下げることを楽天証券HD取締役会で決議し、「然るべきタイミング」で、東京証券取引所で上場再申請を行う予定とも公表した。

 これを受けて実業家の堀江貴文氏がユーチューブの『ホリエモンチャンネル』でこの資本提携の強化について詳しく解説した。

 同みずほグループはすでに約800億円で楽天証券の約20パーセントの株を取得。さらに約29パーセントを追加取得することになった。

 SBI証券の打ち出した「手数料ゼロ円」に対抗し、業界2位である楽天証券も追随。新NISAの顧客奪い合いも背景にあるが、堀江氏は長期的には楽天証券単体ではむしろ利益がプラスになり、企業価値は上がっていくと予想されていたと見る。しかし「一番痛いのは上場申請の途中だったから」と強調した。

 堀江氏は自信の新規上場(IPO)の経験をもとに、「(手数料ゼロ円により)ウン十億円、下手する100億を超えるような利益が飛んでしまう。上場する目論見書に記載されている将来利益予測が大幅に変わるので、申請し直しのような形になってしまう。楽天証券の決算は確か12月で、期をまたぐとなると、またさらに面倒くさくなってしまいます」と、このタイミングで上場延期を決断した背景を説明した。また上場は来年3月以降にズレると予想していた。

 楽天グループとしては、楽天モバイルへの出資、その携帯事業の黒字化に向けての一環に。今後について、堀江氏は「(楽天グループについて)金融部門からの吸い上げが難しくなっていくのではないか」「おそらく次は楽天クレジットを売るか売らないか。(三木谷浩史 会長には)そういった難しい決断を迫られるのではないでしょうか」とも展望していた。

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 なお楽天グループの子会社でもあるJ1リーグのヴィッセル神戸は現在リーグ首位に立ち、残り3試合に臨む。元日本代表の大迫勇也、武藤嘉紀らを擁し、11月12日には、埼玉スタジアムで3位の浦和レッズと対戦する。

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