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【柏】「特長を出せた」細谷真大が植田直通との対決制し1ゴール! パリ五輪エース候補がJ1残留へひと仕事

細谷真大。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

マテウス・サヴィオと「二人で完璧なカウンターができた」。

[J1 32節]鹿島 1–1 柏/2023年11月11日15:00/県立カシマサッカースタジアム

 柏レイソルのU-22日本代表FW細谷真大が鹿島アントラーズ戦、マテウス・サヴィオとの「完璧」なカウンターからゴールを奪ってみせた。これで今季J1リーグ32試合・13ゴールで、得点ランキング5位タイとした。

 パリ・オリンピックでは日本のエースとして期待されるストライカーが、ロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表である植田直通と昌子源のセンターバックコンビを崩し切り、インパクトのあるゴールを決めた。

 細谷が起点となって持ち上がってサヴィオにパス。サヴィオの折り返しが、昌子の伸ばした足下を抜けて、レイソルの19番のもとへ。

 すると細谷はユニフォームを掴まれながらも植田をブロックして態勢を整え、チャンスの一瞬を見逃さず右足で合わせゴールネットを揺らしてみせた。

「時間帯も良かったですし、二人で上手くカウンターを完璧にできました。いい流れでできたと思います」

「得点以外は今日何もできませんでした。フォワードとしての最低限の仕事はできたのかなと思います」

 植田とのマッチアップを制しての一撃。自信になったのでは? と問うと細谷は「あれが自分の特長でもあります。今日(数は)少なかったですけれど、自分の良さは出せたのかなと思います」と語った。

「サヴィオとの連係は試合を重ねるごとに良くなっている感触があります。上手く二人で獲れました」

 3ポイントを奪うという最高の結果は得られなかったものの、ゴールで弾みをつけてU-22アルゼンチン代表戦に臨むU-22日本代表の活動に臨む。同チームとしては初の南米勢との対戦になり、細谷は「球際とか、パワフルだと思うので、自分たちは飲み込まれず粘り強く戦っていければと思います」と抱負を語った。

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 柏は6勝13分13敗の勝点31で16位。降格圏である最下位の横浜FCとは2ポイント差に詰め寄られ、2試合を残すのみとなった。レイソルの点取り屋は「しっかり勝点3を積み上げていきたいです」と前を向いた。

Posted by 塚越始

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