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町田から鹿島、そして日本代表デビュー。佐野海舟「常に感謝しながらプレー」。快勝のミャンマー戦で挙げた課題とは?

日本代表デビューを果たした佐野海舟。(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)

ボランチで45分間プレー、「もっとチャレンジする気持ちや自信が必要」。

[北中米W杯アジア2次予選 第1戦]日本代表 5–0 ミャンマー代表/2023年11月16日19:00/パナソニックスタジアム吹田

 2026年のアメリカ・カナダ・メキシコ共催の北中米ワールドカップ(W杯)を目指すアジア2次予選の初戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が上田綺世のハットトリック、鎌田大地、堂安律のゴールで、ミャンマー代表に5-0の勝利を収めた。

 この試合で追加により初招集された鹿島アントラーズの佐野海舟が後半開始から出場し、フル代表デビューを果たした。アグレッシブに球際へ向かっていき、ボールを奪う度に会場から大きな歓声が起きた。45分間プレーして、“被シュート・ゼロ”の完璧なクリーンシートに貢献した。

「相手も引いていたので、あまり下がりすぎないことを意識しました。ボールを受けようと下がってしまうこともあったので、間で受けて前を向くことをより意識していきたいです」

 代表のユニフォームに袖を通した佐野は、「国を背負って戦える責任やプレッシャーを感じながらも、そのなかでもっとどんどん積極的にやっていきたいです」と気持ちも引き締まったという。

「自分のプレーを意識しつつも、いろんな選手の特長を知り、合わせることは意識しました。もっとチャレンジする気持ちや自信が必要だと思います。試合の流れを読んで勝負のパスを出すべきなのかどうかしっかり判断してやっていきたいです」

 FC町田ゼルビアで昨季まで4年間プレーし、今季鹿島に加わりボランチの一角で主力を担ってきた。ボール奪取に長ける22歳のボランチは、もっと攻撃面で貢献していくこと、前を向いたプレーの精度に課題に挙げていた。

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「この1年ですごく成長できたと思います。それは間違いなく町田と鹿島でのプレーであり、周りの方のお陰でここまで来れていると思います。感謝しながらやることを常に心掛けています。この舞台に立ち、スタートを切ることができました」

 フル代表キャップ1試合――。佐野が貴重であり大きな一歩を踏み出した。

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