家政婦は見たネイマールの本性? 怒りの訴訟、不当解雇と残業代55万円請求「1週間電気を消された」
ネイマール。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
夜通し働いたこともあったが、その分は支払われず。突然「もう来なくていい」と告げられる。
サウジアラビア1部のアル・ヒラルに所属するブラジル代表FWネイマールが、新たな問題に直面している。フランス1部パリ・サンジェルマン時代の元家政婦が未払いと不当解雇を理由に訴訟を起こし、約55万円の支払いを求める訴訟を起こしたという。
『UOL』が11月20日に報じた。記事によるとパリのネイマール宅で家政婦をしていた女性は掃除やベッドメイキングなどを担当。時給15ユーロ(約2400円)で55時間のシフトだったが、週70時間働かされたこともあったそうだ。
しかし、その「残業代」が支払われなかった。ただ子供3人がいて、さらにもう一人を妊娠していたシングルマザーである彼女は「週末は夜通し働いたこともあります。4人の子供のために働きましたが、朝まで働いた分が支払われることはありませんでした」と明かす。
そして、突然、ネイマールの秘書から「これが給与です。もう来る必要はありません。私生活をしっかり整理してください」と、妊娠中に突然告げられたそうだ。するとそれまでの住まいの電気は1週間切られ、子供は低体重児として生まれたという。
しかしネイマール側は当初、彼女のそうした状況を把握していなかったということだ。どうやら本当に彼女がそうした被害を本当に訴えているのか懐疑的に見ていたようである。
そうした非礼な対応を受けて、家政婦サイドはフランスの労働裁判所に対し、週7日間の過度な仕事の負担を強いたのは雇用上の違法であるとして訴訟を起こしたそうだ。解雇された彼女は3681ドル(約55万円)の補償を求め、さらに刑事事件に持ち込む可能性があるとも主張しているそうだ。
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ネイマールにとっては、まさに泣きっ面に蜂。負傷離脱してメンタル的にも苦しんでいるなか、金銭的にはそこまで大きなダメージとは言えないかもしれないが、民事のみならず刑事事件の可能性を示唆されるなど、なかなか気が休まらない状態が続きそうだ。