×

大宮のJ3降格決定、元浦和の今治FW阪野豊史がFC大阪戦でハットトリック

大宮のサポーター。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

FC大阪の3位以下が確定したため。

 J3リーグ37節初日の11月25日、FC今治がFW阪野豊史のハットトリックで、FC大阪に3-1の勝利を収めた。この結果、来季のJ2ライセンスを取得できなかったFC大阪の3位以下が確定。すでにJ2リーグのレギュラーシーズンを21位で終えている大阪アルディージャの2024シーズンのJ3降格が決まった。

 大宮はJ3降格圏である22チーム中21位で終了。しかし来季J2ライセンスを取得できなかったFC大阪が2位でフィニッシュした場合、“奇跡の残留”があり得た(一方、その場合にはFC大阪も何かしらのアクションを起こしたはずだが……)。

 しかしJ3の最終節を前にしたこの日、浦和レッズでプロキャリアをスタートさせて栃木SC、愛媛FC、モンテディオ山形、松本山雅FCで活躍したストライカーの阪野が3得点を奪う活躍を見せた。FC大阪は26日に試合が行われる鹿児島ユナイテッド、カターレ富山、そして今治を上回れないことが決定。この結果、2位以内に入る可能性のある上位陣は、いずれも来季J2ライセンスを保有しているため、大宮のJ3降格が決定した。

関連記事>>【J2監督人事 一覧】群馬が大槻毅氏の続投発表…浦和復帰はなし。岡山は木山隆之氏と契約更新

 大宮は昨年4月、フットボール本部長に前Jリーグ副理事長、元日本サッカー協会技術委員長の原博実氏を招へい。まさに大宮が必要としていたと言える人材を重要ポストに配置し未来が開けたかと思われた。下部組織などの改革は進んだが、トップチームの成績にはなかなか反映されず。また旧来的な学閥的な監督人事を挟み、大宮の目指すところがさらに見えなくなり混迷を深めてしまった。今後の体制、新シーズンの監督人事が注目されるが、何がなんでも1年でJ2に復帰することが命題となる。

Ads

Ads