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【浦和】「秋春制ACL」シーズンまたぎの難しさは? 西川の答えは…

浦和の西川周作。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「チームを離れてしまう選手や監督がいて、個人的には辛い時期に…」

[ACL GS5節]浦和 – 武漢三鎮/2023年11月29日19:00/埼玉スタジアム

 AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ(GS)5節、J1リーグの浦和レッズ(前回ACL優勝枠)が中国1部の武漢三鎮足球倶楽部と対戦する。その公式記者会見が11月28日、埼玉スタジアムで行われ、浦和からはラファル・ジャナスコーチ、西川周作が臨んだ。

 今季の浦和は5月、延期されたACL2022のサウジアラビア1部アル・ヒラルとのファイナル2試合で、通算2-1と勝利を収めて優勝を果たした。そして「ACL優勝枠」で次回出場権を獲得。この2023-24シーズンと「秋春制」に移行された今大会に参戦してきた。

 サウジアラビア、カタールなど中東の主要リーグは、すでに秋春制に移行。一方、秋春制の以降が議論されているJリーグ勢は、グループステージがこの12月まで実施され(リーグ終了後)、決勝ラウンドはシーズンまたぎで5月まで行われる(ファイナルは5月11日・25日)

 さらに2024-25シーズンからはヨーロッパ(UEFA)にちなみ三層方式のカップ戦もスタートする。

「秋春制」を戦う難しさを問われた西川は次のように答えた。

「個人的には難しさはあまり感じていませんが、リーグの終盤(ACLのシーズン途中)に、チームを離れてしまう選手や監督がいて、個人的には辛い時期になります。それを受け入れながら、戦わないといけません。チームを離れる選手・監督のためにも、という気持ちは強いです。勝ってしめくくりたいです」

 浦和は今季、スコルジャ体制で決勝のみ臨みACL制覇を果たした。ただ、もしも今大会、決勝ラウンドに進んだ場合には、2チームでそれぞれのラウンドを戦うことになる。現場としては、少なからず複雑な気持ちはあるようだ。とはいえ、今季の浦和のピーキングが結果的に夏場になったことを考えると、ACLに関してはシーズンまたぎがプラスに働く可能性もある。

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 また、西川はこの試合に向けて、次のように抱負を語っている。

「明日は僕たちにとって今年最後のホームゲームになります。11月は僕たちが望んでいた結果を得られていません。今こそ自分たちは立ち上がらなければなりません。このまま悪い結果で終わるのか、しっかり勝って終わるのかでチームの方向性は変わります。ラファコーチが話したように僕らにはわずかな望みが残っています。勝利して次の試合に望みを残したいです。今日は全員で良いトレーニングができて、良い準備ができました。明日は強い浦和レッズを全員で見せていきたいです」

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