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久保建英が古巣から1得点・1アシスト全3ゴールに絡む活躍。それでもソシエダ監督が冴えない理由は!? ビジャレアルに3-0快勝

久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

水曜日早朝には1位突破を懸けてCLインテル戦。

[スペイン1部 16節]ビジャレアル 0-3 レアル・ソシエダ/2023年12月10日2:30(現地18:30)/エスタディオ・デ・ラ・セラミカ

 スペイン1部リーグ16節、レアル・ソシエダが3-0でビジャレアルに勝利を収めた。古巣対決となったR・ソシエダの日本代表MF久保建英は右ウイングで先発出場し、1ゴール・1アシストなど全ゴールに絡む圧巻の活躍を見せた。

 38分、久保の右コーナーキックからニアサイドにいたミケル・メリーノがジャンプヘッドで合わせて、先制に成功する。ここからレアル・ソシエダが畳みかけ、41分、右サイドでタメを作った久保がDF2枚を引き出し、そこからアルセン・ザハリャンのシュートをマルティン・スピメンディが合わせて方向を変え、2点目をもたらす。

 そして前半アディショナルタイム、カウンターから右サイドでパスを受けた久保が左足で持ち込み、最後は右足で流し込んでゴール!今季ラ・リーガ6点目を決めてみせた。

『エスタディオ・デポルティボ』によると、レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督は試合後の記者会見で、「3-0、4-0のスコアになったとしても、簡単な試合などありません」と勝利に安堵して続ける。

「ビジャレアルのようなクオリティの高いチームと監督を相手にするとなればなおさらです。攻撃面でいくつかの変更点を加え、それによって、相手よりも高い精度をもらたせました。それが勝因だと思います」

 一方、チームの要であるブライス・メンデス、イゴール・スベルディアがいずれも負傷により交代を余儀なくされた。指揮官はケガ人が再び増えてきたチーム状況を懸念する。

「様子を見てみましょう。ただブライスとイゴールについては悲観的です。彼らはチームに不可欠な10人の選手でもありました。ティアニー、トラオレ、エルストンド……いずれも筋肉系の問題を抱えてしまっています。今日の試合のように、チーム全体で競い合っていくことになるでしょう」

 そのように快勝を収めたものの表情は晴れなかった。

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 レアル・ソシエダは8勝5分3敗の勝点29で暫定5位。日本時間12月13日5時からは、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ(GS)最終節で、イタリア・セリエAのインテル・ナシオナルとアウェーで対戦する。勝点で並んでいて、いずれも決勝ラウンド進出が決まっている。勝ったほうが1位突破となる(ソシエダは引き分けでも1位)。

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