【移籍】浦和シャルクの新天地は元日本代表FWがプレーした母国オランダのクラブ?
浦和のシャルク。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
ブレダ復帰も希望だが…。
[クラブW杯 準決勝]浦和 – マンチェスター・C/2023年12月20日3:00(現地19日21:00)/キング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアム(サウジアラビア)
サウジアラビアで開催中のFIFAクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)2回戦、J1リーグ浦和レッズ(アジア、AFC代表)が12月15日、オランダ人FWアレックス・シャルクのゴールで、メキシコ1部クラブ・レオン(北中米カリブ海、CONCACAF代表)に1-0の勝利を収めた。浦和は次戦の準決勝、19日(日本時間20日3:00)にイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(欧州、UEFA代表)と対戦する。
ゴールを決めたシャルクだが、今季限りでの浦和との契約満了が発表されている。31歳のアタッカーはまだ新天地が決定していないが、オランダメディア『フットボールインターナショナル』は16日、「エールディビジに誘われている」と題したレポートを掲載。オランダ復帰がまず選択肢に挙がっているということだ。
『ブレダの爆撃機』と称されてきただけに、古巣でありプロキャリアをスタートさせたNACブレダへの帰還は、本人やクラブの希望であり選択肢としてある。ただ、現在チームは7位とまずまず好調である。またスイス1部セルヴェットFCから浦和への移籍、そして今回のクラブW杯やシーズン終盤での活躍もあって、その価値も見直されそうで、様々なタイミングが関わってきそうである。
そうしたなか、シャルクは、元日本代表FW平山相太らもプレーした同じくオランダ1部のヘラクレス・アルメロも「悪くはない」と言っているそうだ。ヘラクレスは現在14位と残留争いをしていて、確かにパンチのある救世主が求められている。
また同メディアによると、シャルクサイドは昨夏にもフォルトゥナ・シッタートと会談したが、その時は移籍は実現せず。フォルトゥナはカイ・シーアハウスと契約を結んでいることも伝えている。
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マチェイ・スコルジャ監督のもと、守備への切り替えやキックやパスなど技術面を含めると、右のサイドアタッカーとしては大久保智明のほうが評価されてきた。しかし、その勝負どころでのゴール前の嗅覚は浦和に不足してきた部分でもある。レッズに来季就任するペア・マティアス・ヘグモ新監督のスタイルに合うタレントかもしれないが……。