【シャフタール 2-2 福岡】ウクライナ強豪とのピースマッチ、長谷部監督「サッカーやスポーツのエネルギーを、世界に一つ示せたのではないか」
長谷部茂利監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
ウクライナ代表シカン、マリアンが高精度のシュートを決める。
ウクライナ1部FCシャフタール・ドネツクとJ1リーグのアビスパ福岡による「ウクライナ復興支援チャリティーマッチ」が12月18日、国立競技場で開催され、2-2で引き分けた。シャフタールはエースであるウクライナ代表FWダニョロ・シカンのヘッド、シュペド・マリアンの左足、そして福岡は宮大樹と金森健志がゴールを決めた。
福岡の長谷部茂利監督は試合後のフラッシュインタビューで、「やはりシャフタールさんは強い、上手い。(コンディションの差もあり立ち上がりは攻めたが)なかなか簡単にゲームを進められませんでした。(この試合に向けて)協力したいという気持ちを持ちながら、試合になったら、自分たちができること、ファイトして全力を尽くすこと。それがいいゲームにつながる、という話は選手たちにしました」と振り返った。
今季のUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ(GS)に出場し、スペイン1部FCバルセロナにも勝利を収めている。一方、ホームタウンのドネツクはロシア占領下(併合)にあり、練習場も失っている状況にある。
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長谷部監督は「積み上げてきたことが通用すると感じたところもありますし、まだまだ。点数は2-2でしたが、大きな差はありました。もっともっと突き詰めないといけないといけないと思いました」「アグレッシブな姿、サッカーやスポーツのエネルギーというものを、世界に一つ示せたのではないか。その役割を果たせていれば良かったなと思います」と、この東京・国立の一戦から、サッカーと平和について何か考えるキッカケを発信できたのであれば嬉しいと語った。