【サプライズ移籍】イニエスタのエミレーツ・クラブに元同僚の神戸DF大﨑玲央が完全移籍
神戸の大﨑玲央。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
神戸の2つのタイトル獲得に大きく貢献、「天皇杯優勝、J1リーグ優勝した時の光景は一生忘れません」。
J1リーグのヴィッセル神戸(運営会社:楽天ヴィッセル神戸株式会社)は12月27日、DF大﨑玲央(Leo OSAKI)がUAE(アラブ首長国連邦)1部のエミレーツ・クラブに完全移籍することが決まったと発表した。
大﨑は1991年8月7日生まれ、東京都出身の32歳。187センチ・82キロ。2023シーズンはリーグ21試合など公式戦通算28試合に出場した。通算成績はJ1リーグ129試合・2得点、J2リーグ75試合・1得点、ルヴァンカップ16試合・0得点、天皇杯16試合・0得点、ACL8試合・1得点。2019年の天皇杯、2023年のJ1リーグの優勝にそれぞれ大きく貢献してきた。
大﨑は神戸を通じて、次のように経緯などを語っている。
「ヴィッセルファミリーの皆さん、今シーズン限りでヴィッセル神戸を退団することになりました。はじめに、どんな時もサポートをして頂いたファン、サポーターの皆様、スポンサー企業の皆様、本当にありがとうございました。そして5年半一緒にプレーした選手、チームスタッフ、ありがとうございました。
6シーズン、クリムゾンレッドのユニフォームに袖を通すことができて本当に幸せでした。勝った時のスタジアムの雰囲気を感じられなくなること、神戸讃歌を歌えなくなること、負けた時にブーイングされたり、叩かれなくなること、全部が寂しいです。
しかし、自分で決断したことなので、少しでも頑張っている姿を皆様に届けられる ように覚悟を持って頑張ってきます。天皇杯優勝、J1リーグ優勝した時の光景は一生忘れません。ピッチ内外、神戸で過ごした5年半、自分にとってかけがえのない時間でした。
神戸を離れてもずっとヴィッセル神戸を応援しています。皆様にまた会えること、楽しみにしています。本当にありがとうございました。LEO25」
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エミレーツ・クラブは今夏まで神戸に在籍した元スペイン代表MFアンドレ・イニエスタが所属するクラブだ。イニエスタの“推薦”もあったことは察せられる(イニエスタがダメ出しをしていたらこの移籍は実現していなかったはず)。チームは9節を終えていまだ1勝しかできず最下位に沈んでいる。イニエスタとともに、チームを引き上げる役割が求められる。