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【浦和】土田尚史スポーツダイレクター(SD)が退任。強化体制の新たな土台を築く

天皇杯で優勝を果たした際の西川周作(左)と土田尚史氏(右)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「求められる役割の責任を果たせない、目標を達成できないのであれば、その立場に身を置き続けるべきではないと考え、こうした決断をいたしました」

 J1リーグの浦和レッズは12月28日、土田尚史スポーツダイレクター(SD)が2023 シーズンをもって退任すると発表した。

 クラブによると、フットボール本部の体制はこのまま継続され、後任は置かれないという。戸苅淳本部長、西野努テクニカルダイレクター(TD)、堀之内聖課長が中心となって、「引き続きチームのサポートを行ってまいります」ということだ。

 土田SDはクラブを通じてコメントし、自らこの職を辞することを伝えたと明かし、そのサポートに感謝を伝えている。

「2023シーズンをもちまして、4シーズンに渡り務めてまいりましたスポーツダイレクターの職を辞することといたしました。浦和レッズを愛するファン・サポーターの皆さまを始め、これまで私を支えてくださった全ての方に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。

 振り返ってみますと、スポーツダイレクターへの就任を打診された際、大変光栄に感じると同時に、強化責任者としての経験の無い私がその重責を担って良いものかという葛藤を強く感じた事が思い出されます。その葛藤の末に、私の人生そのものとも言えるこのクラブから求められる役割であれば、どんなことでも全力で取り組むことこそが当然の務めだという考えに思い至り、スポーツダイレクターという職に、今日まで私の持つ力と情熱の限りを注いでまいりました。

 ですが、長くプロの世界に身を置く者として、求められる役割に対する責任を果たすことができない、或いは掲げた目標を達成することができないのであれば、当然ながらその立場に身を置き続けるべきではないと考え、こうした決断をいたしました。

 浦和レッズというクラブは、これからも私の人生そのものであり続けます。浦和レッズがこれからも、多くの方々に愛され、必要とされ、そして幸せと感動を与えられるクラブであり続けることを、心から願っております。

 そして、どんな立場、距離感、役割であれ、その一助であり続ける人生をこれからも送ってまいりたいと思います」

 強化の最終的な責任者が社長であるがためにその影響力が少なからずあったなか(例えば監督選任で「Jリーグで経験のある人がいい」と言えば、その枠から選ばなければいけなかったなど)、事実上、経営と強化が切り離され、4年前に発足したフットボール本部に、チームの「強化」は一任された。その体制が確立されていくうえで、土田氏の役割は大きかった。

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 部内での議論もあったようだが、これまでリカルド・ロドリゲス、マチェイ・スコルジャ、そしてペア・マティアス・ヘグモ新監督という、地上戦をベースとする強化の方針も貫かれてきた。今後は西野TDに続く、浦和の外を知る人材の登用も、より求められそうだ。

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