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【移籍】神戸が広瀬陸斗を鹿島から獲得。ACL獲得へ本気モード

鹿島での広瀬陸斗。写真:上岸卓史/Takashi UEGISHI

アントラーズにとっては打撃に。

 J1リーグ王者のヴィッセル神戸は1月5日、鹿島アントラーズのDF広瀬陸斗(Rikuto HIROSE)を完全移籍で獲得したと発表した。

 広瀬は1995年9月23日生まれ、埼玉県出身、28歳。176センチ・68キロ。鹿島で昨季リーグ27試合に出場していた右サイドバックのレギュラーが移籍することに。

 神戸にはロシア・ワールドカップ日本代表の酒井高徳がいるが、昨季はボランチ起用もあった。一人で1年間完全フル稼働するのはさすがに難しい。三木谷浩史会長が目標と口にしているAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を制すためには選手層が必要で、そのタイトル獲得への本気度も伝わる補強となった。

 広瀬は神戸のサポーターへ「鹿島アントラーズから加入することになりました、広瀬陸斗です。リーグ連覇、ACL優勝、そしてすべてのタイトル獲得に貢献できるよう勝利のために自分が持っているすべてを捧げたいと思います。1日も早くチームの戦力となれるよう頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします」と決意を示している。

 一方、4シーズンともに戦った鹿島のサポーターへ、次のように感謝を伝えている。

「自分にとっては難しい決断でしたが、ヴィッセル神戸に移籍することを決めました。鹿島アントラーズでの4年間、常に勝利が求められる環境で練習から全力を尽くし、選手としても、人間としても、貴重な時間を過ごすことができました。どんな状況でもチームのことを考えてプレーし、行動することはこのクラブの伝統だと思いますし、アントラーズにいたからこそ、プロサッカー選手として当たり前で一番大切なことを学び、成長できたと思います。

 在籍中にタイトルという結果を残すことができず、本当に申し訳ないです。アントラーズファミリーが一体となって戦うあのカシマスタジアムの雰囲気は、決して忘れることはありません。この先のサッカー人生においても、献身、誠実、尊重というアントラーズの哲学を、自分は大切にしていきます。4年間、ありがとうございました」