×

【浦和】念書に記入拒否…。鹿島戦で警備員とスタッフを突き飛ばした観客に無期限入場禁止処分

浦和レッズのエンブレム。(C)SAKANOWA

浦和を応援していたビジターサポーターエリアで発生。鹿島の主催試合も対象に。

 J1リーグの浦和レッズは3月21日、16日に県立カシマサッカースタジアムで開催されたJ1リーグ6節の鹿島アントラーズ戦で、浦和を応援するビジターサポーターエリアにいた来場者一人が警備員と浦和のクラブスタッフを突き飛ばす行為に及んだため、浦和のトップチームをはじめ、レッズレディース、アカデミーと全試合の無期限入場禁止処分を科したと発表した。

 クラブの発表によると、発覚したのは警備員と浦和スタッフを突き飛ばした暴力行為。試合終了後、ビジターサポーターエリアで発覚した。

 鹿島の運営担当者、警備員、鹿嶋警察署員、クラブ競技運営本部スタッフにより、当事者と対面で事情聴取を実施。当事者は口頭でこの行為に及んだと認めた。

 そのため浦和は「浦和レッドダイヤモンズサッカー試合運営管理規定」「Jリーグ試合運営罰則規定」により、鹿島運営担当者とも協議の上、無期限入場禁止処分を決定。処分対象者に通告した。

 しかし、当事者は2時間以上にわたり、処分決定に関する念書への記入を拒否。当事者の発言や態度から、日を改めた事情聴取に応じる意思が確認できなかったため、鹿島運営担当者と再協議の上、両クラブ代表者連名による、両クラブ出場試合への無期限入場禁止処分の通告を決めた。

 この通告書を同日中に当事者に手渡した。これを受理した当事者から異議申し立てはなかったという。

 また浦和はコンプライアンス委員会を3月18日に招集し、この処分内容を了承している。

関連記事>>【浦和】期待の新戦力、トルコ代表FWジェンク・トスン今週中に来日か。移籍金1.6億円!? 現実的には…

 浦和は「引き続き、違反行為発生防止施策への注力と、違反事案に対する適時適正かつ毅然とした対応を徹底し、安全・快適で熱気ある満員のスタジアムの実現に全力を投じてまいります」とコメントしている。