【Jリーグ】クラブライセンス財務基準「特例措置」延長せず
写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
予定通り2022シーズンから「猶予期間」に。
Jリーグは6月28日、新型コロナウイルスの影響により続けてきたクラブライセンス判定における財務基準について、2022年度(2022シーズン)まで延長せず、2021年度をもって終了することを決定した。
2021年の第10回理事会で、2021年度末までは特例措置を継続し、その後2年間の猶予期間を設けたうえで、元の基準に戻すことを決議した。これまでは「今後状況が大きく悪化した場合、2022年度のライセンス判定に向けて特例措置の延長も検討する」としていたが、コロナ事由により、再び入場制限が厳しくなった事例もなく、入場料収入が大きく下ぶれる見込みもないことから「特例措置延長の必要性はない」と判断した。
猶予期間の延長については、外部環境・内部環境等を踏まえ、2022年10月に判断する。
【2022年度以降のクラブライセンス判定における財務基準】
◎2020年度末 2021年度末
【特例措置】
・債務超過、3期連続赤字をライセンス交付の判定対象としない
・対象年度に新たに債務超過に陥っても判定対象としない
◎ 2022年度末 2023年度末
【猶予期間】
・債務超過が解消されていなくてもよいが、前年度より債務超過額が増加してはいけない
・新たに債務超過に陥ってはいけない
・3期連続赤字のカウントをスタートする
◎2024年度末 2025年度末以降
【特例措置なし】
・債務超過が解消されていなければならない
・赤字が継続しているクラブは、3期連続赤字に抵触する可能性がある
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