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松本人志さん文春発行の文藝春秋を提訴、ホリエモンが展望。判決によっては「裏の世界が跋扈するディストピアも」

堀江貴文氏。(Photo by Koichi Kamoshida/Getty Images)

担当弁護士について「実力的にちょっとどうなのかなと疑問符はついている」。

 お笑いタレントであるダウンタウンの松本人志さんに関する週刊文春による女性問題のスキャンダルを受けて、実業家の堀江貴文氏が1月22日、自身のユーチューブチャンネル「ホリエモンチャンネル」で、「松本人志さんが文藝春秋を名誉毀損で提訴したことについて解説します」と題した動画を公開した。

 松本さん個人が週刊文春を発行する文藝春秋社と1人に対し、名誉棄損による損害賠償を訴えた。賠償額は5億5000万円という。

 8年前、さらには20年前、密室での出来事であり、”言った”、”言わない”の問題で、そもそも刑事事件としては立証できない状況になっている。松本さん側がこの民事で勝てるかどうか、堀江氏は「いろいろなパターンがある」という。

 文春側が「女性の言っていることを書いただけだ」と真実だったと思うに相当する理由があり記事化したとして、その主張が認められれば、損害賠償を科されない可能性もあるという。

 ただし女性側は刑事事件化せず、さらに松本さんに対し損害賠償請求も行っていない。そういった証明が難しい状況だけに、「週刊文春が売れるためだけの記事にしているのは、そういったことがあるのではないかと思います」と指摘した。

 今回の問題について、実際のところはきっと当事者以外は分からない。ただ判決によっては、当初「同意」していたものの、金銭や社会的地位の抹殺などを目的に、時間が大幅に経過したあと「性加害があった」と訴える女性の増加、そうした男性心理をあえて活用した犯罪も横行してしまうのではないかと、堀江氏は危惧。「この判決次第では裏の世界、取り締まれないような世界が跋扈する、そんなディストピアが見えてきてしまうのではないか」と、松本さんだけの問題にとどまらない、より自由が制約される未来も展望していた。

 また、松本さんを担当する弁護士について、元検察官であるもののキャリア14年で退いており、「実力的にちょっとどうなのかなと疑問符は付いている」と首を捻った。最後に「敏腕弁護士を紹介します。松本さん、もしも見ていたら言ってください」とも呼び掛けていた。

 吉本興業は1月22日、公式サイトで次のように発表している。

 当社所属タレント 松本人志に関するお知らせ

 当社所属タレント 松本人志の代理人弁護士より、本日、令和5年12月27日の一部週刊誌報道に関し、訴訟を提起した旨の連絡を受けましたので、お知らせ致します。

 本件につきましては、係争中の案件となりますので、当社にお問い合わせいただきましてもお答えいたしかねます旨、予め申し添えさせていただきます。

 以下、松本人志の代理人によるコメント全文を記載いたします。

 提訴のお知らせ

 本日、松本人志氏は、株式会社文藝春秋ほか1名に対して、令和5年12月27日発売の週刊文春に掲載された記事(インターネットに掲載されている分も含む)に関し、名誉毀損に基づく損害賠償請求及び訂正記事による名誉回復請求を求める訴訟を提起いたしました。

 今後、裁判において、記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ「性加害」に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております。

 関係者の皆様方にはご心配・ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

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松本人志氏 
代理人 八重洲総合法律事務所
弁護士 田代政弘

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