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【鹿島】植田直通「今年はイエローカードが増えると思う」と語る理由は? 「前へ強く出て行き、チームに勢いをもたらすプレーが必要に。そこは自分の良さでもある」

宮崎キャンプでトレーニングを行う植田直通。(C)KASHIMA ANTLERS

昨季リーグ34試合フルタイム出場、警告わずか一度。意外にも…「そこへのこだわりはまったくない」。

 J1リーグの鹿島アントラーズが1月23日に宮崎入りし、キャンプをスタートさせた。24日に行われた最初のトレーニングのあと、今季の副キャプテンに就任したロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表メンバーでもあるDF植田直通がオンラインによる取材に応じて、新シーズンに向けて抱負を語った。

「鹿嶋にいる時から、かなりハードに練習をこなしてきました。またハードなトレーニングが始まったな、と。いい感じにみんなもコンディションができてきていると思うので、宮崎でしっかり体を作りたいと思います」

 またランコ・ポポヴィッチ監督のもと、復帰2年目になるセンターバックは「積極的にボールに関わることは、去年に比べて、もっとやっていかなければいけないこと。攻撃のスタートになれるよう、いいパスを出さなければと、そういう練習に取り組んでいます。自分のレベルも上げなければと思っています」と、新たな志向へポジティブに取り組む。

 また副キャプテンとしては、「そんなに仕事はないと思いますが、気になることがあれば、ガクくん(主将の柴崎岳)や監督に伝えることはやっていきたいです。ガクくんも選手会長などいろいろ仕事があり、少しでも負担が減るようにサポートしていきたいです」と言う。

 昨季はリーグ34試合フルタイム出場を達成。受けた警告は6月24日の18節、アウェーでのガンバ大阪戦での一度だけだった。「フルタイム出場+警告なし」も目指す一つか――その質問を受けた植田は意外にも……「そこに対してのこだわりはまったくなくて、今年のサッカーをやっている感じからすると、僕がイエローカードをもらう回数も増えるのではないかと思っています」と語った。

「そこに関してはあまりこだわらず、チームにプラスになれるようなプレーをしていきたいです。もちろんファウルが少ないことにこしたことはありますが、激しいプレーも必要になると思っています」

 しっかり構える形の守備が目立った昨シーズンだが、ポポヴィッチ新監督のもと、最終ラインもビルドアップに加わっていき、前から立ち向かっていくプレスも重視される。

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 29歳の植田は「前に出て行く強さを出さなければいけないし、チームに勢いをもたらすプレーが必要になってくると思います。そこは自分の良さでもあります。まず目の前の相手からボールを奪うこと。そこに、そのようなプレーも増やしていきたいです」と闘志を燃やす。今季はアントラーズの『55番』がより高い位置まで出てボールを“刈り取る”熱いディフェンス。2024年はそんなシーンを数多く見ることができそうだ。

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