【鹿島】ポポ体制カシマ初陣、水戸と2/10プレシーズンマッチ「我々は常に試されている。全てを出し切る」
練習を見守る鹿島のポポヴィッチ監督。(C)KASHIMA ANTLERS
「やってきたこと、積み上げてきたことを見せたい」
[PSM いばらきサッカーフェスティバル] 鹿島 – 水戸/2024年2月10日14:00/カシマサッカースタジアム
J1リーグの鹿島アントラーズが2月10日、「いばらきサッカーフェスティバル」でJ2リーグの水戸ホーリーホックとのプレシーズンマッチに臨む。リーグ開幕まで約2週間と迫るなか、ランコ・ポポヴィッチ監督を迎えた鹿島がどのような陣容で、どのような戦い方を見せるのか。そして両チームにとって、チーム作りの現在地を知る大切な一戦となる。
ポポヴィッチ監督が試合前日9日、オンラインによる取材に応じて、「トレーニングでは体も動いていますし、いい状態だと見えます。そのいい状態だということを試合で見せなければいけません。やってきたこと、積み上げてきたことを見せられる試合にしたいです」と意欲を示した。
「公式戦と同じだと捉えています。闘う、勝者のメンタリティを持つチームであるべきです。選手たちに伝えましたが、私たちのなかで、フレンドリーマッチ、トレーニングマッチは存在しません。テストマッチという意味はあるかもしれません。我々は常に試されています。だからこそ、全てを出し切らないといけない。そういう考え方で臨まなければいけない。これまでしてきたことを全力で出し切る試合にしたいです」
まず思い切り水戸に立ち向かい、そこで何を得られるのか。指揮官は楽しみにもしていた。
「伝統と歴史あるスタジアムで、チームを率いてピッチに立てることは、これ以上ない幸せに感じています。もしも私が選手だったら、スタジアムに来てくれる皆さんの力をパワーに変えて、持っている以上のものを出そう、出したいと思うはずです。残念ながら、もう選手ではないので、監督として、最大限に今までの力以上のものを出せるようにしたいです」
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柴崎岳がキャンプ序盤にケガで離脱し、鈴木優磨は右顎の骨折による手術が発表された。アジアカップに臨んだ日本代表の佐野海舟も9日に合流。そうしたなか、どのような布陣が組まれるのか。何より昨季からどういった戦い方の変化が見られるのか楽しみだ。