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二重契約のサントスFCカリーレ監督をV・ファーレン長崎がFIFAへ提訴

ファビオ・カリーレ氏(Photo by Wagner Meier/Getty Images)

2024シーズンの契約を更新しながら…。3人のコーチ陣も。

 J2リーグのV・ファーレン長崎は2月15日、2024シーズンの契約を更新していながら帰国中のブラジルでサントスFCと新たに契約を締結したファビオ・カリーレ(Fabio Carille)監督、さらにレアンドロコーチ、デニスコーチ、セザールコーチについて、国際サッカー連盟(FIFA)に「契約破棄に伴う違約金等の請求」の提訴が完了したと発表した。今後の進捗は、クラブ公式から報告する。また暫定で指揮していた下平隆宏監督の就任も正式に決まった。

 長崎は昨年の段階で、カリーレ氏と2024シーズンの契約を更新していた。しかし同氏は今年に入り、帰国中のブラジルでサントスFCと新たに契約を締結した。そうした噂の段階で長崎はカリーレ氏に問い合わせ、大丈夫だという旨の連絡を受けながらの裏切り行為に。

 今季ブラジル2部に降格したサントスがカリーレ氏の監督就任を発表した際、髙田旭人会長兼社長は長崎の公式サイトで「昨年12月20日にカリーレ監督からサントスFCと契約したい意向を受け取りました。その後、現地での記者会見も行われていますが、1月5日現在まで契約に関する正式な手続きを再三求めているものの、未だにオファーレターも届いていない状況です。 我々としては、今後の日本サッカー界のためにも一方的に契約を破棄したことによる違約金に関しては支払いを求めるべきだと考えております」と、提訴の準備を進めていくという姿勢を示していた。

関連記事>>カリーレ二重契約疑惑。サントス反論、V・ファーレン長崎と「連絡を取り、透明性示す」

 一方、サントス側も「カリーレ氏の完全なる透明性を示す」と、指揮官を全面的にサポートするというスタンスを示していた。果たしてFIFAの判断はいかに!?

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