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【移籍】エムバペがパリSG退団を決断。久保建英の動向にも影響、レアル・マドリード行きへ交渉本格化か

パリSGのエムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

アル=ヘライフィー会長に伝える。

 ついにキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が、所属するフランス1部パリ・サンジェルマンのナーセル・アル=ヘライフィー会長に今季限りでクラブを退団することを伝えたという。情報に定評がありフォロワー1993万人を超すファブリツィオ・ロマーノ氏が2月16日、自身のエックス(旧ツイッター)(アカウントは @FabrizioRomano)でレポートした。

 エムバペは2023-24シーズンでパリSGとの契約満了を迎える。フリートランスファーになってのレアル・マドリード加入が濃厚と言われてきたなか、PSGはマドリードが到底及ばない年俸1億ユーロ(約160億円)以上の条件などを提示。またエムバペが出場を希望するパリ・オリンピックへのオーバーエイジ参戦も容認するなど、あらゆる条件を呑むことで契約延長を望み、ともに世界一のクラブを目指したいという意向を示していた。

 パリSGとの延長オプションを行使しなかったフランス代表のエースでありキャプテンは、ボーナスなどの支払いを辞退したうえで今季プレー。さらにパリSG残留も選択肢に残したまま現在に至り、いずれにせよ残留か退団するか、その決断をまずパリSGのヘライフィー会長に伝えることを口にしていた。

 そしてロマーノ氏によると、エムバペが16日までにヘライフィー会長に、今季限りで退団する意向を伝えたそうだ。情報は間違いないと確信していると、自信を持って伝えている。

 今後、パリSGとエムバペ側の間で、退団に向けた条件などの整理が進められるそうだ。

 またロマーノ氏によると、レアル・マドリードはすでにエムバペに条件を提示。前回口頭合意を交わしながら反故にされた2022年夏より、低い額の条件提示がされているそうだ。エムバペサイドに、その条件は渡っているという。

 さらには、獲得を検討してきたというアーセナルFCなどイングランド・プレミアリーグ勢が動くがどうかも一つの注目点になる。

 また、レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英だが、保有権50パーセントを持つレアル・マドリードへの移籍の可能性も浮上していた。ただし、エムバペのマドリード加入が決まれば……他の現有戦力のアタッカーの動向にはよるものの、基本的には今後数年間のマドリード行きの可能性は低くなる。

 一方、ロマーノ氏や複数メディアによると、パリSGはすでにエムバペの後任探しに着手。有力タレント二人を獲得する計画を進めているそうだ。

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 その一人が、もしかすると、久保の可能性もあるか!? とはいえ22歳のレフティが(久保はフランス語も話せるそうだ)、果たしてリーグのレベルではラ・リーガより落ちるフランスリーグでの戦いをこの年齢で選択するのかどうかは微妙ではあるが……。

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