【川崎】茫然自失のACL敗戦、鬼木監督「悔しいという言葉では足らない」。絶望のち歓喜…しかし涙、山東泰山に敗れる
川崎の鬼木達監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
起死回生の再逆転から追い付かれ、延長が脳裏をよぎった、ほぼラストプレーで失点。
[ACL ラウンド16 第2戦]川崎 2-4 山東泰山/2024年2月20日17:00/等々力陸上競技場 ※2試合トータル 5-6で川崎の敗退が決定
AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16、川崎フロンターレが中国1部の山東泰山とのホームでの第2戦を2-4で落とし、2試合トータル5-6とされて敗退した。
鬼木達監督は試合後の『DAZN』のインタビューで、「普段から球際だ、切り替えだと言ってきましたが、自分自身、伝えきれていない。こうしたビッグマッチではそういったことが起きることもあります。やはり決めるところで決められず、チャンスもあり、そういったところでやらなければいけない。ここからリーグ戦が始まるので、しっかり切り替えないといけない。そういった話はしました」と振り返った。
川崎にとって、なんとしても欲しかった国際タイトルであり、これを獲得できれば来夏開催されるアメリカ・クラブワールドカップ(CWC)への道にもつながっていた。”KAWASAKI”を世界に轟かせるというミッションのためにも、そしてこうした痺れる戦いをモノにすることで、川崎の一体感もさらに増していたはずだった。それだけに痛恨の一敗となってしまった。
「このタイトルを目指していたので、悔しいという表現だけでは足りないものがあります。ただ、この負けから成長しなければいけない。このゲームを勝たせられないのは自分の責任。それをしっかり受け止めて、成長し、成長させていきたいです」
17時キックオフのなか約1万2000人が来場し、熱い声援が贈られた。鬼木監督は「だからこそ期待に応えたかったです。結果を残せなかったのは、まさに自分の責任だと感じています」と唇を噛み締めた。
もしかすると……今年一番のビッグマッチをさっそく落としてしまったとも言えた。
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昨季の天皇杯を制している川崎は2024-25のACLの出場権を得ている(この大会は2025年CWCへの出場にはつながらない)。また今週末24日のアウェーでの湘南ベルマーレ戦でJ1リーグ開幕を迎える。