アルビレックス新潟5連敗…高木善朗が指摘した「ちょっと元気がない」
大宮アルディージャ戦で2試合ぶりに先発したアルビレックス新潟の高木善朗。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
雰囲気というか、流れている空気を変えていきたい。
[J2 29節] 大宮 2-1 新潟/2018年8月18日/NACK5スタジアム大宮
リーグ戦2試合ぶりにスタメン復帰を果たしたアルビレックス新潟のMF高木善朗は、4-4-2の左MFで61分までプレー。サイドからのカットインで仕掛け、セットプレーのキッカーなどを務めたものの、得点に絡めず途中交代した。
「動き直しが少なかった。チームメイトとの関係もあったが、少し開き気味になってしまった。臨機応変にもっと裏へ走ったりしないといけなかったです」
普段は明るい高木に笑顔はなく、反省や課題の言葉が続いた。これで5連敗……。片渕浩一郎ヘッドコーチ(代行監督)は「練習で取り組んでいること、意識してきたことを発揮できていたが、隙を見せてしまった。私たちには隙がある」と敗因を挙げた。
何を改善すべきか? 高木が挙げたのは意外なことだった。
「単純なことかもしれないですけど、ちょっと元気がない。そこが気になります。練習中から僕や若手がどんどん盛り上げていけたら、チームの雰囲気と言いますか、流れている空気が変わっていくかもしれない」
そのように高木は『元気』をキーワードに挙げた。
「どうにかそういうところから変えていきたい。盛り上げていくキャラクターって、このチームにはそんなにいないかもしれないけど、無理矢理にでも、そこの殻を破っていきたい。細かいところから変えていかないと勝てないのかなって」
もちろん、ピッチ上の雰囲気こそが大切だ。そこでいかに前向きな”空気”が流せるか。高木は新潟の何かを変えようと必死にもがいている。
取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI