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【なでしこジャパン】ほとんどチャンス作れず…北朝鮮に劣勢。スコアレスドローに終わる。パリ五輪最終予選、28日に国立決戦

北朝鮮戦で競り合う日本の植木理子。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

“広島の三笘”中嶋淑乃、谷川萌々子らが投入されて徐々に挽回。

[パリ五輪アジア最終予選 第1戦] 北朝鮮代表0-0日本代表/2024年2月24日22:04(現地16:4)/プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム(中立地/サウジアラビア)

 パリ・オリンピックの女子サッカーアジア最終予選、北朝鮮女子代表-日本女子代表(なでしこジャパン)の第1戦は、互いに譲らず北朝鮮優勢の展開でスコアレスドローに終わった。日本のホームゲームとなる第2戦は28日18時30分から国立競技場で開催される。

 北朝鮮でのホームゲームが、試合直前に中立地のサウジアラビア・ジッダ開催に決定。なでしこの選手たちは20日夜に2便に分かれて、現地入り。時差6時間あるサウジで欧州組の一部も合流。3日間の練習を経て、この一戦を迎えた。

 試合立ち上がりは日本がボールを保持して全体を押し上げて主導権を握る。しかし、北朝鮮の猛烈なプレスに苦しみ、次第に間延びする。

 体力をフル活用する北朝鮮に押し込まれ、次第にチャンスを作れなくなっていく。後半に入り、”広島の三笘”中嶋淑乃、セットプレーキッカーを担う谷川萌々子らが投入されて、徐々に挽回。75分過ぎから試合が目まぐるしく動いていった。

 それでも激しい消耗戦に。試合終盤には18歳で先発に抜擢された古賀塔子が疲弊して倒れ、一時ピッチの外に出て立ち上がれなくシーンも(そのあとピッチに戻る)。結局スコアレスで引き分けた。

 日本のホームゲームとなる第2戦は2月28日18時30分から、国立競技場で行われる。トータルスコアで上回ったほうがパリ行きのチケットを掴むという一騎打ち。アウェーゴールールはなく、タイスコアだった場合は延長戦、さらにPK戦に委ねられる。

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 佐々木則夫女子委員長はメンバー発表の記者会見の席で、この28日の国立決戦のチケットの売れ行きがあまり良くなく、しかも「相手チームのゴール裏から売れてきている」と状況を報告し、一人でも多くのサポートを呼び掛けていた。その応援がなでしこの選手たちを奮い立たせるのは間違いない一戦だ!

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