【移籍】マンチェスター・ユナイテッドは久保建英の獲得に動くのか!?
久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
レアル・ソシエダはCL敗退…対戦相手だったパリSGも狙っていると噂…。
サッカー日本代表MF久保建英(Takefusa KUBO)の所属するスペイン1部レアル・ソシエダはUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の第2戦、キリアン・エムバペの2ゴールにより、フランス1部パリ・サンジェルマンに1-2の黒星を喫した。この結果、2試合トータルスコア1-4で敗退が決まった。
右ウイングで先発した久保はフル出場し、唯一の得点の起点となってみせた。それでも今大会は8試合に出場したが得点を奪えず、1アシストのみに終わった。ダビド・シルバが不運な形で引退し負傷者も多く抱えるチームの台所事情はあったが、タレント力の差を示され、特にフランス代表のキャプテンでエースでもあるエムバペの圧倒的な力を見せ付けられた。
そして、このあと注目を集めるのが、久保の来季2024-25シーズンだ。
22歳のレフティは2月12日、レアル・ソシエダと2028-29シーズンまで契約を延長している。これまでの契約内容を見直し、さらに2年間の延長をした。一方、スペインメディア『アス』など一部メディアによると、6000万ユーロ(約96億円)とされる契約解除条項は変わらないままだとも報じられている。
アジアへのマーケットも広げるレアル・ソシエダで、よりチームの中心的存在になりながら、クラブととともに高いレベルを目指していく。それが基本路線ではある。
一方、チームは現在7位。CLをはじめ欧州カップ戦の出場権を得られない可能性もあるなか……夏の「移籍」のカードも残っているようなのだ。
『アス』などによれば、レアル・ソシエダがオファーを受けた場合、まず前所属のレアル・マドリードが久保と交渉できる権利を有す”優先交渉権”を持ち、あるいは移籍が実現した場合には、マドリードが約50パーセントの移籍金を得られる条項もついていると言われる。
こうしたなか、欧州発の複数の報道では、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティなどプレミアリーグ勢、さらにはパリ・サンジェルマンが久保に関心を示していると報じられてきた。いずれも噂の領域のようだが、右サイドのアタッカーを必要としているクラブである。
とりわけマンチェスター・ユナイテッドは深刻なウイング不足に陥っており、サッカー知能も高い久保をリストアップしているのは理解できる状況と言える。加えて多くのメガクラブと比較した場合、久保がレギュラー獲得をより狙える環境でもある。
もちろん、久保がスペインでの戦いに専念する、レアル・マドリードへの復帰を視野に入れていく――のであれば、多くのタレントがなかなか大成できずにいる現在のユナイテッドを目指すのは、確かにリスキーな一面もある。
それでもJリーグで長年スカウト活動を続けるなどマンチェスター・ユナイテッドは、日本のマーケットにも注目してきた。最近では浦和レッズ在籍時の日本代表GK鈴木彩艶に正式オファーを出したのも記憶に残る話だ。
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名門復活へ様々な手を打つユナイテッドがより野心的なビジョンを掲げ、真剣に”Take KUBO”の獲得に動く。そうなった場合、22歳のレフティの心が動くかもしれない。