このまま夏に退団、移籍の可能性も。中山雄太がヒザの負傷で全治8-10週間、ハダースフィールド指揮官が明かす
中山雄太。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
今シーズンで契約満了に――。
イングランド2部(チャンピオンシップ)のハダースフィールド・タウンFCに所属するサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のDF中山雄太(Yuta NAKAYAMA)がヒザの負傷により、今後8~10週間の離脱を余儀なくされた。ハダースフィールドのアンドレ・ブライテンライター監督が3月8日、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC戦に向けた記者会見で明らかにした。
日本代表として戦ったカタール・アジアカップから合流したあと、中山は先発と途中出場を繰り返した。そして直近のリーズ・ユナイテッド戦(△1-1)は途中出場し、約26分間プレーしていた。
しかし『ヨークシャー・ポスト』によると、ブライテンライター監督は次のように語ったと伝えている。
「雄太は残りのシーズンを、欠場することになりそうです。全治まで8週間から10週間はかかる大きなケガと見られます。それは彼にとって良くないこと。悔しいですが、それもまたサッカーです。時にはケガを負うこともあります。ヒザの内側側副靭帯なので時間が掛かります」
中山は今季これまでリーグ23試合・2アシストを記録。左サイドバックを主戦場にレギュラーポジションを掴み、センターバック(ストッパー)でもプレー。ただ一時は中位に加わっていたチームは、現在24チーム中21位と低迷している。
中山とハダースフィールドの契約は今シーズン終了まで。同メディアは、中山がこのまま契約満了に伴い退団する可能性が高いと見ている。
東京オリンピック世代でもある27歳になったレフティは、日本代表ではセットプレーのキッカーも担うなど、森保一監督のお気に入りの一人である。カタール・ワールドカップ(W杯)直前の負傷から復活を遂げてきたが、今回もアジアカップを挟んでの負傷による長期離脱に……。
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そのケガから完全復活することが、まずは待たれる。テクニックと精度の高いキックを備え、左サイドでしっかり起点となれるのが強みだ。果たして、ハダースフィールドとの契約延長はあるのか。もしくはヨーロッパでのプレーにこだわるのか、あるいは日本復帰も選択肢に入ってくるのだろうか!?