【米国メディア】大谷翔平は「巨額窃盗」被害者。水原一平通訳のドジャース解雇、その真相とは? サッカー国際試合も賭けの対象
韓国到着時の3月16日、記者会見に応じたドジャースの大谷翔平(手前)と水原一平通訳。(Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images) (Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images)
大谷名義で二度の大規模な送金、捜査当局が疑問視。
アメリカ・メジャーリーグベースボール(MLB)のロサンゼルス・ドジャースは3月21日、韓国遠征中にあるなか大谷翔平の通訳である水原一平氏を解雇したと発表した。違法とされるブックメーカーでの賭博が明らかになったため。
アメリカメディア『ESPN』がこの件について、詳しく報じている。
同メディアによると、大谷の銀行口座からブックメーカーに最低でも450万ドル(約6億8000万円)が送金されていた。この送金先がブックメーカーだったが、水原氏のギャンブルで背負った借金返済のため、大谷の口座から支払っていたという。『ESPN』の取材に対し、大谷の広報担当は当初「(水原氏の)借金をカバーするため」としていた。
しかし、メディアからの情報や調査を進めていく段階で、大谷の弁護士が代わって説明。借金の“肩代わり”を否定し、「最近のメディアの取材に応じて調査を進める過程で、ショウヘイは大規模な窃盗の被害に遭っていた」と声明を発したそうだ。
今回カリフォルニア州のブックメーカーであるマシュー・ボウヤー氏の関与が、捜査のなかで明らかになった。そして昨年9月と10月、50万ドル(約7500万円)ずつが送金され、そこに「Shohei Ohtani」の名前があったそうだ。スポーツ賭博は40州では合法だが、カリフォルニア州では禁止されている。ボウヤー氏にも巨額の脱税の容疑がかかってくる。
ボウヤー氏と水原氏は直接やり取りをしていて、2021年から2022年まで、サッカー国際試合、NBA、NBLなどに賭けていたという。連邦捜査局が今年1月、ボウヤー氏の捜査を進めたなか、大谷からの2件の電子送金に疑問点が浮上し、こうして明らかになっていった。
水原氏は、永久追放にもなり得る野球への賭博はなかったと強調・大谷はこの件に一切関与していないとも説明し、今後、借金を返済していくという。自身はギャンブル依存症であると認めているそうだ。
つまり、大谷が水原氏の賭博に一切関与していないという事実を明らかにする。そのため、大谷がそそのかされて「窃盗」の被害に遭ったという声明が出されたことになる。
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同メディアによると、今後は捜査当局、MLB、チームなど各方面で情報を収集。今後の対応などが決まっていくという。