【鹿島】ギリェルメ・パレジの献身「ガス欠になりそうだったチームに、ターボをかけてくれた」磐田に無失点勝利、ポポヴィッチ監督が称賛
鹿島のギリェルメ・パレジ。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
「個人名を挙げて褒めることは、本来あまりしたいとは思いません。ただ、今日は…」。指揮官はそう切り出した。
[J1 5節] 鹿島 1-0 磐田/2024年3月30日15:00/県立カシマサッカースタジアム
J1リーグ5節、鹿島アントラーズが鈴木優磨のPKによる1点を守り切り、ジュビロ磐田に1-0の勝利を収めた。ホームで耐えてのシャットアウトでの連勝。鹿島のランコ・ポポヴィッチ監督は試合後の記者会見で、「個人名を挙げて褒めることは、本来あまりしたいとは思いません。ただ、今日は……」と切り出して、途中出場から勝利に貢献したブラジル人MFギリェルメ・パレジ(GUILHERME PAREDE)の献身ぶりを称賛した。
「選手の個人名を挙げて褒めることは、本来であれば、あまりしたいとは思いません。ただ、今日はギリェルメ(パレジ)の名前を挙げさせてください。彼の姿勢であり、普段から見せる意欲は非常に素晴らしく、試合に出て、その力をチームのために尽くしてくれます。今日も彼はそういったところで、全員にとって見本になるようなプレーを見せてくれました」
ギリェルメは73分に名古新太郎と交代出場。中盤で相手を潰し、そこからトランジションの起点にもなり、カウンターも発動させた。
「最後ガス欠になりそうだったチームのエンジンに、ターボをかけてくれたのが彼でした。全員で勝ち取った勝利だと言えると思います。チーム全員で勝ち取った3ポイントでした」
途中出場が多いものの、ピッチに立てば高い技術を発揮し、変化をもたらせる。ポポヴィッチ監督はそんなブラジル人ファイターの貢献ぶりを高く評価していた。
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ポポ監督は「全員で全力を尽くすとは、こういうこと。力を出し切ると、結果がこちらに来るという、それを証明してくれたと思います」と頷いた。
その象徴の一人と言えたのが、ギリェルメ・パレジだった。