【鹿島】ポポヴィッチ監督がFC東京戦へ「より賢く、より強く、よりスピーディに」
鹿島のランコ・ポポヴィッチ監督。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
「個の能力が際立っている選手が多くいる」一方で、「大事なのは良さをより出して行くこと」。
[J1 7節] FC東京-鹿島/2024年4月7日17:00/国立競技場
J1リーグ鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が4月6日、オンラインの記者会見に応じて翌日のFC東京戦に向けて抱負を語った。
3日のアビスパ福岡戦から中3日、アウェーでの連戦になる。国立競技場での対戦となるが、指揮官はその話題になると直近の試合で博多まで来てくれたサポーターにあまりに不甲斐ない試合を見せてしまい、「時間とお金をかけて福岡まで来てくれた皆さんに必ず借りを返します」と強調していた。
降雨のなか攻撃の形を思うように作れず0-1で敗れた福岡戦のパフォーマンスを悔やむ一方、選手たちが「ここが良くなかった」という点を共有できている、分かり合えている点をポジティブにも捉える。
今度はポポヴィッチ監督が2012・2013シーズンに率いたFC東京と対戦する。
「FC東京のサッカーには非常に大きなリスペクトをしています。ピーター(クラモフスキー)監督は日本での経験が長く、また個の能力が際立っている選手が多くいます」
そのように警戒するなか指揮官は「(福岡戦は)相手に圧倒的に上回られたというよりも、自分たちの力を出せなかったことが大きかったと思います。この試合に関しても、大事なのは良さをより出して行くこと。それが大切です。自分たちのプレーに集中することが大切です」と強調していた。
「川崎戦でも大切にしていた姿勢で、ウチのペースでできていました。決して簡単なことではなありませんが、そこに重きを置いていきます。相手に流れを渡さない。そのためにはより賢く、より強く、よりスピーディにという戦いを見せなければいけません。それが強みであり、この試合でもそこに集中して臨みたいです」
「福岡戦では失点してから自分たちのサッカーをやり始めた。そのような受け身になってはいけません。それは繰り返さないようにしたいです」
関連記事>>内田篤人がドイツでの空き巣被害を語る「香川真司のユニフォームも…」。日本では名古屋も危険!?
鹿島は3勝1分2敗、一方のFC東京は2勝2分2敗。勝利を収められれば、再び勢いに乗れるはずだ。
なおこの試合、絶好調である鹿島からFC東京にレンタル移籍中のU-23日本代表の荒木遼太郎は、契約により試合に出場しない。