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「リバプールFC スロット監督」誕生へ。クロップ後任、上田綺世から遠藤航の指揮官に

フェイエノールトのスロット監督。(Photo by Francesco Pecoraro/Getty Images)

4-3-3の継続性と発展に期待、オランダ人監督としてファン・ダイクと共闘。

 ユルゲン・クロップ監督の今季限りでの退任が決まっていたイングランド・プレミアリーグのリバプールFCの後任監督人事だが、オランダ1部(エールディビジ)フェイエノールト・ロッテルダムを率いるアルネ・スロット(Arne Slot)監督の就任が4月27日、決定的になった。3日前から具体的に浮上、本人がこのチャンスを生かしたいと希望を口にしていた。クラブ間の補償や詳細の条件を残すのみで、基本的にはゴーサインが出ている。

 一時は守田英正の所属するスポルティングCPを率いるルベン・アモリムが候補として浮上していた。しかしウェストハム・ユナイテッドFCとの交渉に臨むなど、駆け引きを行ってきた。

 レッズサイドは、これに嫌悪感を抱いていたという。そうしたなか『BBC』などが4月24日、上田綺世らとともに、このほどオランダカップ(KNVBカップ)を制したフェイエノールトを率いるスロット氏の招へいに動き、一気に交渉成立まで行きそうだと伝えた。

 移籍情報に詳しくエックスのフォロワー数2033万人を誇るファブリツィオ・ロマーノ氏(@FabrizioRomano)は日本時間4月27日0時頃、次のように、交渉が順調に進んでいると伝えた。

「リヴァプールとフェイエノールトは、アルネ・スロットの補償金について合意に近づいている。いくつかの詳細をクリアにできれば、間もなく最終的なゴーサインが出る見込みだ」

 オランダ人で45歳のスロットは昨季のエールディビジ制覇に続き、タイトル獲得を果たした。クロップと同じように攻撃的な4-3-3にこだわるとともに造形が深く、現体制からの継続性とともに発展も期待される。

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 上田から遠藤航の指揮官へ――。そして同じオランダ人のキャプテンであるフィルジル・ファン・ダイクと共闘することになる。あとは問題がなければ交渉はまとまりそうだ。