大丈夫!?リバプール内部崩壊のピンチ、サラーがクロップに激怒。遠藤航らの交代が遅れ…。ウェストハムと痛恨ドローで優勝争いから脱落
クロップ監督に抗議するリバプールのサラー(左)。(Photo by Justin Setterfield/Getty Images)
直近エヴァートン戦に続いて。
[プレミアリーグ 35節] ウェストハム 2-2 リバプール/2024年4月27日20:30(現地0:30)/ロンドン・スタジアム
イングランド・プレミアリーグ35節、リバプールFCがウェストハム・ユナイテッドFCと2-2で引き分けて、暫定首位浮上のチャンスを逃した。3位のまま変わらず、今節これから試合のあるアーセナルFC、マンチェスター・シティが勝つと、完全に優勝争いから脱落してしまう。
リバプールの日本代表MF遠藤航は4-3-3のアンカーで先発出場。2-1と逆転するまで粘り強いプレーを見せていた。それだけに2失点目はボールへアタックに行きたかったが……。79分にダルウィン・ヌニェスと交代している。
この交代の場面が、話題を集めている。ユルゲン・クロップ監督は2-1とリードしていたなか、3枚替えを準備。ヌニェス、モハメド・サラー、ジョー・ゴメスがピッチ脇に立って、出番を待っていた。
ところが――。彼らが出場する直前、2-2と同点に追い付かれてしまったのだ。
クロップ監督はこの交代策を変更せず、そのまま予定していた3人を投入する。しかし、その際、指揮官から話しかけられたサラーが怒って、何かを言い返している。ヌニェスが間に入って、サラーをピッチへ向かわせている。
直近のエヴァートンFC戦(●0-2)でも2点目を決められたあと、クロップ監督は3枚替えをしていた。
そういった伏線もあったのだろう。今回もリードしていたなかで投入予定だったが、同点となってしまった。その交代の遅れを指摘したと見られる。
結局、負傷明けはスーパーサブ的起用も増えたエースのサラーだが、カウンターで持ち込み決定機になりかけた場面では、ヌニェスへのパスがずれるなど、その動揺がパフォーマンスにも明らかに影響していた。雰囲気の悪いなか、リバプールは3点目を奪い切れなかった。
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4月のリーグ戦は2勝2分2敗。ヨーロッパリーグ(EL)敗退のダメージも影響したが、その連戦の中で、大きく勝点を取り逃してしまった。