【移籍】久保建英がサラーの後継者!?リバプール獲得の噂で「日本のメッシ」として注目
久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
スロット新監督が望むタイプか――。
イングランド・プレミアリーグのリバプールFCが来季2024-25シーズンに向けたこの夏の移籍マーケットで、スペイン1部レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英(Takefusa KUBO)の獲得を検討しているという。複数のメディアが報じるなか、『フットボール・トランスファーズ』は5月4日、「タケフサ・クボとは? 『日本のメッシ』をアルネ・スロットが望む」と題して、久保のこれまでのキャリアなどを改めて紹介している。
6月で23歳になる日本人レフティは今季これまでリーグ27試合・7得点・3アシストと“二桁ゴール”を演出。また初挑戦となったUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)ではノックアウトステージ(決勝トーナメント)進出を果たし、8試合・1アシストを記録している。
今回の記事では、「リバプールが、日本が生んだ最もエキサイティングな選手の一人である久保建英を獲得する可能性が出ている」と伝える。そして右ウイングを主戦場に、トップ下でもプレーし、「その低い重心を生かしたドリブルで『日本のメッシ』という異名を持っている」などと紹介している。
そしてユルゲン・クロップ監督の今季限りでの退任に伴い、アルネ・スロット監督の就任が確実視されている。いずれも4-3-3と4-2-3-1を併用する指揮官であり「スロットのシステムに最適な選手」と見ている。
リバプールの右ウイングは、6月に32歳になるエースであるモハメド・サラーが担ってきた。今なお別格の存在感を示しているエジプト代表FWだが、プレミアリーグの高い強度のなか劣勢を強いられる場面も増え、やや衰えも感じられつつある。その後継者探しは、確かにリバプールの重要な課題になっている。
一方、久保はレアル・ソシエダと2029年6月まで契約を更新したばかりで、今季末には日本へのツアーが組まれている。『Fichajes』は先月の段階で、久保は今後もスペインでの戦いを優先させたいと考えているとレポート。また、移籍交渉の優先条項を持つレアル・マドリードへの復帰も選択肢に残っていると見ていた。
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ただし、契約更新に際し移籍金の設定額アップなど移籍条項の変更はなかったと見られ、レアル・マドリード復帰、あるいはビッグクラブへの移籍をやはり視野に入れているようではあるが――。