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【移籍】エムパペのレアル・マドリード加入、間もなく正式発表へ。パリSGのCLに配慮

パリSGのエムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

準決勝で敗れた場合には!?

 フランス1部パリ・サンジェルマンと今夏に契約満了を迎えるフランス代表FWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)だが、すでに合意に至っていると言われるスペイン1部レアル・マドリードへのフリートランスファーでの加入が、間もなく正式発表されるかもしれない。

 すでに2月の段階で、スペインメディア『マルカ』が交渉解禁となった今年1月から話し合いを進めて「基本合意」に達したとレポート。年俸はパリSG時代から下がるものの、肖像権の扱いなど詳細を詰める段階だと伝えていた。

 それまではわずかにパリSG残留の可能性も伝えられていた。ただ、この時期からは、その噂も全く聞かれなくなった。その後、エムバペサイド、レアル・マドリード、パリSGと、この話題を一切否定せず。あとはシーズン終盤に突入したなか、最も効果的な発表のタイミングを探っている様子だった。

 そうしたなかエックス(旧ツイッター)のフォロワー数2038万人を超える移籍情報を専門とするジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ(@FabrizioRomano)が今月に入り、自身のSNSやポッドキャストで、レアル・マドリードはすでにエムバペを迎え入れる準備を万全に整えているとレポートした。

 フランスリーグを制したパリSGは、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の準決勝ボルシア・ドルトムント戦に臨んでいる。第1戦は0-1で落としたが、7日にホームでの第2戦が控えている。

『デフェンサ・セントラル』はロマーノ氏のレポートを引用し、レアル・マドリードはパリSGに配慮し、パリSGがベスト4で敗れた場合には「エムバペ加入」が間もなく正式発表されそうだと伝える。一方、逆転勝利を収めた場合は、ファイナルを終えたあとになる可能性もあるということだ。いずれにせよ、パリSGの戦いに影響を与えることがないことが優先されている。

 エムバペ自身も誓ってきたパリでのCL制覇に向けて、次は多くのサポーターに支えられてきたホームで迎える一戦に。まさにサッカー人生の一つの大切な分岐点になりそうだ。

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『マルカ』によると、エムバペとレアル・マドリードの契約は2029年6月までの5年契約と見られる。エムバペの年俸はパリSG時代より大幅に減り、レアル・マドリードの主力選手並みになる。一方、ボーナスなどのインセンティブの幅が大きくなり、肖像権の扱いについて詰めていったという。エムバペはスーパースターたちとももにピッチ上でのスポーツ面での「成功」を、より重視したということだ。