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【浦和】中島翔哉に起きるポジティブな”選択肢の変化”。ヘグモ監督「二つ目、三つ目ではなく、ファーストチョイスを使えている」

浦和の中島翔哉。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)

一方で「決め切らなければいけないチャンスが僕にもあった」と、中島自身は課題も挙げる。

[J1 15節] 磐田 1–1 浦和/2024年5月19日14:03/エコパスタジアム

 J1リーグ15節、浦和レッズは中島翔哉のコーナーキックからマリウス・ホイブラーテンのゴールで先制したものの、そのあと金子翔太に決められて、1-1で引き分けた。

 スコアレスで迎えた68分、浦和が左コーナーキックを得る。そして『10番』中島の大きく弧を描くキックに対し、ファーサイドから詰めたホイブラーテンが右足で合わせてゴールを決めてみせた。

 中島は「セットプレーで得点できたことはいいこと。中に(空中戦が)強い選手がいるので、蹴る機会があれば、引き続きゴールにつながるようにしたいです」と頷いた。ただ一方で、「決めなければいけないチャンスが僕にもありました。そうしたチャンスで決めて、流れを変えていきたいです」とも課題を挙げていた。

 また、試合後の記者会見で「中島のチームになってきているのでは?」という質問を受けたペア=マティアス・ヘグモ監督は、「鋭い指摘だと思います」として、次のように答えた。

「彼はクリエイティブな選手です。今はフィジカルコンディションが上がってきていて、状態がとても良いです。この磐田戦は(セットプレーからの)1アシストでしたが、 ボールロストがあり、実際1‐1かなと感じます。

 彼はチームにとって良い存在になっています。今日は少し疲れがあったように見えました。最近、二つ目目、三つ目のプレーではなく、彼が本来できるファーストチョイスを使っている印象があります。

 シーズンを過ごすながら良くなっているので、私は嬉しく思っています」

 そのようにヘグモ監督は中島自身が「二つ目目、三つ目ではなく、彼が本来できるファーストチョイスを使っている」と気付き、それがチームのパフォーマンスにもつながっていると見ていた。

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 4-3-3の左ウイングとしてレギュラーポジションを掴みつつある。あとはそのファーストチョイスにも磨きをかけていく中島にも、流れの中からゴールとアシストが記録されていくと……。チームも、中島自身も、新たなステップ(あるいは領域)に踏み出していけそうだ!

取材協力/佐藤亮太

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