【浦和】中島翔哉は負傷欠場、ヘグモ監督がファイナルサードの精度、1対1の仕掛けを課題に挙げる「翔哉、トモ、松尾がいれば…」。町田に1-2敗戦
ヘグモ監督。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI
ソルバッケンの埼スタデビューに「60分前後プレーできたのは良かったと思います」。
[J1 16節] 浦和 1-2 町田/2024年5月26日16:03/埼玉スタジアム2002
J1リーグ16節、浦和レッズは1-2でFC町田ゼルビアに敗れ、ルヴァンカップから公式戦2連敗、3試合未勝利となった。リーグ戦では、首位の町田と11ポイント差に離された。
ペア=マティアス・ヘグモ監督は試合後の公式記者会見で、「今日はトップと言えるようなレベルの試合だったと思います。二つのいいチームの対戦でした」とハイテンションの続いた90分間、好ゲームだったと振り返った。
「前半の我々の守備はほぼ完璧だったと思います。行ける時はハイプレスをかける、行けない時はブロックをひいてボールを奪えればカウンターを狙うという流れができていました。ボールロストとそこからの対応の悪い流れから失点を喫してしまいました」
そのように振り返った指揮官はまたファイナルサードのクオリティを課題に挙げた。
「ラストサードの質を上げないといけません。押し込むまでは行けていますが、1対1やクロスの質を高めなけれいけない。選手たちの姿勢やプレーには満足しています。チームのポテンシャルは高く、練習でさらに伸ばしていこうという話をしました」
そして「いない選手の話はしてくありませんが……」とした前置きし、前日のマンチェスター・ユナイテッドがマンチェスター・シティを下して優勝したFAカップ決勝を例に、ウイングは1対1で剥がす能力がより重視されているだけに、そのようなパワーが欲しかったとも語った。
「(中島)翔哉、トモ(大久保智明)、松尾(佑介)がそのような能力を持っているので、彼らが(ケガから)戻ってくれば、そういったところは充実していくと思います」
そのように1対1で仕掛けられるタレントがいずれも負傷中であることを悔やんだ。
「(渡邊)凌磨も左ウイングで素晴らしい仕事をしてくれたと思います。ケガ人が多いなか、ウイングやインサイドハーフを担い、彼にとってはタフなことではあると思います」
一方、岩尾憲、サミュエル・グスタフソンがケガから復帰し、オラ・ソルバッケンが埼スタデビューを果たした。指揮官は「オラは60分前後プレーできたのは良かったと思います」と頷いた。
ホームでの悔やまれる一敗に。ヘグモ監督は「さらなるモチベーションを持って、次回は相手に勝つための準備を進めていきたいです」と、町田へのリベンジを誓っていた。
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浦和は次節6月1日、再びホームで昨季リーグ王者のヴィッセル神戸と対戦する。