パリ五輪代表候補、松木玖生が『ダメ』負傷交代、大丈夫か…。VARでゴール取り消しの不運も
松木玖生。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
“明らか”に誤った判定だった?
[J1 17節] 鳥栖 – FC東京/2024年5月31日19:03/駅前不動産スタジアム
J1リーグ17節、FC東京が木本恭生の強力なボレー弾でサガン鳥栖に1-0の勝利を収めた。リーグ5試合ぶりの白星。鳥栖は2連敗。この試合の後半途中、U-23日本代表にも選ばれるFC東京のMF松木玖生が太ももの裏を傷めて途中交代するアクシデントに見舞われた。
11分、コーナーキックから木本のクロスバーを叩いてネットを揺らす豪快なボレーで、アウェーチームが先制する。一度はオフサイドと判定されたものの、そのあとVARを経てオンサイドに変更。ゴールが認められた。
さらにそのあと、俵積田晃太の左サイドの打開から、鳥栖がミスを連発。そこを松木が冷静に突いて、ゴールネットを揺らして、FC東京がリードを広げた、かと思われた。
ところが、そこでVARが介入。ハーフウェーライン沿いで飛び出した俵積田が、完全にオフサイドだと分かる映像はなかった。しかしオフサイドでは珍しいOFRが採用され、複数の映像を主審がチェックしたうえで、オフサイドと判定された(”オフサイドっぽい映像”が並び、背後から捉えたものなど”オンサイドっぽい映像”を、そこまで主審に見せていなかった印象だったのは課題か)。
完全にぬか喜びに終わった松木は、44分、GK朴一圭へのファウルでイエローカードを受けてしまう。
そして76分、それまでも何度かファウルを受けていた松木だが、太ももの裏を押さえてピッチに座り込む。飲水したあと立ち上がってランニングしたものの、ベンチに向かって、バツのサインで『ダメ』と示して交代を要求。ディエゴ・オリヴェイラと交代した。大事をとっての交代と見られるが、このあとパリ・オリンピックも控えるだけに心配される。
パリ五輪に出場するU-23日本代表はこのあと、アメリカ遠征に臨み、U-23アメリカ代表と2試合を行う。FC東京からはそのメンバーに松木、荒木遼太郎、バングーナガンデ佳史扶、野澤大志ブランドンと4人が選ばれている。
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また、北中米ワールドカップアジア2次予選の6月シリーズに臨むサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)には、DF長友佑都が選出されている。