【鹿島】ポポヴィッチ監督が天皇杯の奈良戦へ抱負。獲得へ「興味」を持った元松本山雅の選手を明かす!
鹿島のポポヴィッチ監督.。写真:竹田桃子/(C)Momoko TAKEDA
「一番の敵は…」
[天皇杯 2回戦] 鹿島-奈良/2024年6月12日19:00/カシマスタジアム
J1リーグ鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が6月11日、翌日の天皇杯2回戦、J3リーグ奈良クラブとの一戦に向けてオンラインによる取材に応じて抱負を語った。
対戦相手はJ3で現在14位の奈良クラブ。今週末16日にはリーグ戦再開のアルビレックス新潟戦が控えるだけに、この2試合をセットに、ある程度の人数をかけて臨むことになると予想される。
とはいえ鹿島はすでにルヴァンカップを落としており、まずなんとしても次へ望みをつなげなければいけない、加えて相手はこの一戦に全力を懸けてくるという難しいシュエーションの一戦である。
このインターナショナルマッチウィークは、連戦の疲れを抜き、このさっそく始まる連戦に備えてきた。そしてポポヴィッチ監督は次のように抱負を語った。
「誰が試合に出たとしても、どのメンバーで戦ったとしても、我々が鹿島であることを忘れてはいけません。鹿島のエンブレムをつけ、ユニフォームの袖を通してピッチに立つ以上、自分たちの持っているもの全て出し尽くさなければいけないのは当たり前で、天皇杯という重みのある大会の重要な一戦、リーグ戦で発揮している力を、この試合でも見せたいです」
ルヴァンカップでもJ3リーグのヴァンラーレ八戸との一戦、延長戦までもつれ、主力組を相次いで投入して2-1の勝利を収めた。アップセットを狙い、まさに失うものがない状態で「死に物狂いで戦ってくる」対戦相手に対し、「相手を軽く見てしまうことが我々にとって一番の敵になる、そういう思考を持てば苦しむのが自分たちであることを、私たちはよく分かっています」と改めて気持ちを引き締めた。
そして34歳のスペイン人フリアン・マリン・バサロ監督が率いる奈良について、次のように分析。ポポヴィッチ監督がFC町田ゼルビア時代、獲得を検討した元松本山雅FCの選手の名前も明かした。
「十分に力を持ったチームで、以前から親交ある監督であり、すごく勉強熱心で結果を残してきました。私の知っている選手もいますし、小谷祐喜とは一緒に仕事をしたので、その力をよく知っています。町田の監督時代に興味を持った選手である下川(陽太)もいるチームだと分かっています。個の能力は十分にあるチームだと分かっています」
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そのように個々の能力もあり“一発”もあるだけに警戒していた。もちろん鹿島の”ホーム”であり、奈良の挑戦を全力で食い止めて、勢いをつけて3回戦へ進みたい。