【鹿島】佐野海舟が浦和との燃える一戦へ「新潟戦の反省を生かせる絶好のチャンス」
鹿島の佐野海舟。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
血が騒ぐダービーマッチ、「ここでしっかり対策したことを試合に出せれば、よりチームとしても自信を持てると思う」。
[J1 19節] 浦和 – 鹿島/2024年6月22日19:00/埼玉スタジアム2002
J1リーグ鹿島アントラーズの佐野海舟が6月20日、オンラインの取材に応じて、2日後のアウェーでの浦和レッズとの注目の一戦に向けて抱負を語った。
直近のホームでのアルビレックス新潟戦は内容で上回れたものの1-1で終えて、辛うじて勝点1を獲得した。それからの1週間、チーム全体で改めてコンパクトな陣形を保つことの大切さを意識しながら取り組んできた。
「新潟戦は少し間延びしたままプレッシングに行く場面が多く、守備の面ではコンパクトな陣形を保てるように、そこをチームとしてしっかり共有しながら、浦和戦の対策を上手くできていると思います」
「行ける時は全員で行けるようにならないといけないし、一瞬の隙でスペースを生んでしまうと思います。一人ひとりが責任を持ちながら、チームの奪いどころと奪うタイミングを合わせてやっていきたいです」
そして、両チームそれぞれに何かしら関わる誰もが勝利を期待し、負けることを許さない。まさに血が騒ぐ一戦――。浦和との今季最初のダービーに挑む。
佐野は次のように浦和の印象を語る。
「新潟と同様な立ち位置だったり、後ろから前へ持ってくるスタイルだと思います。新潟戦の反省を生かせる絶好のチャンスだと思います。ここでしっかり対策したことを試合に出せれば、よりチームとしても自信を持てると思います。大事な一戦であり、結果はもちろん、内容にもこだわりやっていきたいです」
またボランチとして、焦れないことを自分自身にも言い聞かせていた。
「先制点はとても大事ですが、もしも、取れそうな雰囲気がない場合にはしっかりゼロに抑えることも大切。新潟戦もあの時間帯に失点をしてしまうと、やはり難しい部分がありました。そこは得点できなくても、失点しないように持っていければ、後半、自分たちの力を上手く出せるのかなと思います」
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佐野は「一戦一戦やることが一番大事。キツイ時にどれだけ頭を使うかも重要になってきます。頭と体のバランスを考えてやっていきたいです」と冷静に語るなかで、静かに熱く燃えていた。