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【移籍】バイエルンがキム・ミンジェ退団容認。伊藤洋輝獲得の一方で…厳しい現実

バイエルンのキム・ミンジェ。 (Photo by Sebastian Widmann/Getty Images)

トゥヘル監督の退任も影響し…。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンの韓国代表DFキム・ミンジェ(金玟哉 Kim Min-jae)がわずか1シーズンで、チームを去るかもしれない。

 SSナポリでの活躍が買われた190センチあるセンターバックは、2023-24シーズンに加入。高さや強度が評価されたものの、アジリティやスピード面で貢献できず。UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝のレアル・マドリードとの第2戦、逃げ切りのため投入されたが完全に裏目に出て、88分、アディショナルタイムと失点を喫して逆転負けに。厳しい現実だが、世界中の注目を集めたなかで、評価を大きく落とした。

 さらにバイエルンはリーグ11連覇でストップし、12年ぶりの無冠に終わった。キム・ミンジェの獲得を熱望したトーマス・トゥヘル監督がクラブを退任し、ヴァンサン・コンパニ新監督が就任。そうした背景もあり、『キッカー』は6月25日、「適切なオファーがあれば移籍を拒むことはない」と、次のように退団の可能性を示唆した。

「キム・ミンジェは1シーズンでFCバイエルン・ミュンヘンを去るのか? バイエルンは適切なオファーがあれば、この韓国人選手の移籍を拒むことはないだろう。ナポリから移籍した27歳のキムは、冬にアジアカップを経てチームに戻ったあと、特にパフォーマンスが悪化し、シーズン全体を通して不本意な結果に終わった」

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 ドイツ初挑戦となったキム・ミンジェは2023-24シーズン、リーグ25試合・1得点・2アシスト、CL9試合出場など公式戦通算36試合に出場した。新シーズンに向けて、王者復活を目指すチームは左サイドバックとセンターバックを担える日本代表DF伊藤洋輝の獲得。さらなる補強の噂もあり、コンパニ新体制下、キム・ミンジェの立ち位置が揺れている。

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