ナーゲルスマンがバイエルン復帰か!EURO終了後にドイツ代表の契約満了
ドイツ代表でのナーゲルスマン監督(右)とトーマス・ミュラー。 (Photo by Alexander Hassenstein/Getty Images)
エベールSDの大のお気に入り。
トーマス・トゥヘル監督の今季限りでの退任に伴い、来季2024-25シーズンに向けて後任を探しているドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンが、現ドイツ代表指揮官のユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)の復帰を検討していることが明らかになった。
大衆紙『ビルド』がこのほど報じた。日本代表に敗れたあと、ドイツ代表史上初となるハンス=ディーター・フリック前監督の解任により、ナーゲルスマンが就任。ただし、ドイツサッカー連盟(DFB)との契約期間は、自国開催のEURO(ヨーロッパ選手権)を終える2024年7月31日までとなっている。
一方、バイエルンは、クラブOBでもある今季優勝の近づくバイエル・レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督を第一の候補に挙げていた。しかしアロンソは早い段階で、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を得られることが確実になった来季続投を表明していた。
そうしたなか、同メディアはバイエルンがナーゲルスマンの復帰を検討していると報じた。何より新スポーツダイレクターであるマックス・エバール(Max Eberl)氏が、ナーゲルスマンのことをとても気に入っているという。
とはいえドイツ代表で結果を残せば、次回2026年の北中米ワールドカップ(W杯)までの続投が世論でも形成されていくだろう。逆に、ナーゲルスマンが問題なくフリーエージェントになるのは、成績が芳しくなかった時――。果たして、ドイツの巨人はそれでも若き指揮官を迎え入れるのだろうか。
もちろん、それでもまだ36歳。確かに前回はこのクラブを率いるには若すぎたのかもしれない。
ドイツ代表は昨年の9月シリーズで、日本代表に1-4と敗れ、その翌日にフリック前監督が解任された。そのあとルディ・フェラー氏が暫定監督を務めたフランス代表戦は1-0で勝利を収めていた。その後、真っ先にフリーとなっていたナーゲルスマンに候補が一本化されて交渉がまとまった。